今日の本会議では6人が大綱質疑を行いましたが、渕上猛志議員(ソレイユ堺)の議論は、なかなか聴き応えがありました。
左のグラフは同議員がスクリーンに示したもので、放課後児童対策事業の「利用者数」(棒)と「待機児童数」(折れ線)の推移です。「保育園落ちた」のブログで関心が高まった保育所の待機児は減ったものの、就学後の学童保育では200人近くの待機児童が3年にわたって続いていることを指摘。利用率(35%)が増加傾向にあることなどを踏まえ、待機児童解消に向けての取り組みを求めました。
西区福田の分かれ道に立つ石碑のなぞが解けました。解いたのは、新金岡町にお住まいだった故・野崎敏生さん発行の「道ばたの文化遺産」と大阪府教委の「歴史の道調査報告書…高野街道」。両書の記述を確かめたくなり、自転車で現地に行くと、また新しい発見がありました。
そしてさらに、古い地名の「金剛山隠」(コゴセガクレ)のことを調査中、通りがかりの方から声がかかりました。尼崎から堺観光に来て、中百舌鳥駅前で「コミュニティサイクル」を借り、ここまで走って来られたとか。嬉しくなって、にわかガイドを買って出ました。もっとも、帰り道で自転車がパンク。1qほど押し歩いて修理店を見つけました。
昨日、大阪狭山市の図書館に立ち寄って市史や町史などを調査。そのことに時間を取られたために調べ残したことが気になって、また自転車で現地調査に出かけました。まるで散歩コースになったようですが、そのたびに新しい発見をしています。発言は、明日10時から…。
また、ヘイトスピーチ規制法の成立に伴う堺市の施策も点検。市側が「当市においてはヘイトスピーチのデモ等の事象は把握していない」と答弁したことに対して、「堺市内に在住する外国人は1万2千人、うち韓朝鮮人5千人、さらに日本国籍は得たがその国にルーツを持つ人も大勢いる。デモ等がなかったとしても、そのことによって傷ついている人はたくさんいる」と指摘。「デモだけでなく、パネル掲示など許されない言動に厳しい対処をしてほしい」と主張しました。
3月の議会では、LGBTについて議論した森田晃一議員(共産党)の発言も、その新鮮さに注目しました。ちなみに、渕上議員は本会議場で私の右隣、森田議員は左隣に座っています。また、二人とも昨春の市議選で初当選を果たした折の年齢は38歳。私の初当選時とほぼ同じです。現代社会の問題と向き合う若い人たちのフレッシュな発言に、刺激を受けています。