朝日新聞夕刊に、自民党・平田大士議員が政務活動費を返還するとの記事(右)が掲載されました。「毎月発行した」として支出した広報紙の印刷代や配布費用など199万円余りを取り消す意向だそうです。今月5日に住民監査請求が提出されて対応したようですが、またまた市民の皆さんから大きなお怒りを受ける事態となりました。
なお、記事では「12日、市議会議長に書面で199万円全額の返還を伝えた」とあるのですが、実際には10日だったようです。すでに5日を経過しており、いまだに公式説明をしていない議長の対応の遅さも気になります。いずれにせよ、まず平田議員がきちんと説明責任を果たすことが第一。事情によれば、進退についても相当の覚悟をしてほしいと思います。ここ3年、政活費をめぐる不祥事が後を絶たない事態について、堺市議会は早急に対策を講じなければなりません。
平田議員の政務活動費返還は昨夜からテレビニュースとなり、朝日以外の各紙も朝刊で報じました。今日のテレビニュースでは平田議員本人が取材に応じる映像もありましたから、テレビカメラから逃げ回っていた小林よしか議員とは対応の異なりが感じられます。とは言え、「指摘によって改めて調べたところ充当できないものがあって、道義的責任を果たすために返還する」など、断片的に伝えられる平田議員の言い分だけでは市民の皆さんは納得されないでしょう。
午前中は事務所で仕事。午後から登庁して、財政部や市教委管理部などの報告を受けました。また、美原区役所、人事部、議会事務局などに調査を依頼。明日の議会運営委員会から、2月定例会がスタートします。
なお今日は、市民の方からご相談があったことについて、上下水道局と協議。また、別件の調査事項についても説明を受けました。
今日は、竹山市長の定例記者会見がありました。市長公室長からの報告によると、平田議員と小林議員の政務活動費に関して記者から質問され、次のように答えたようです。
【平田議員】具体的な事案について理解しているわけではないが、平田議員はしっかりと説明責任を果たすべきだと思う。 政務活動費の返還への対応について、収支報告書の訂正が届いた時点で検討するが、全額返還するのであれば、早く返していただいてもいいと考えている。
【小林議員】小林議員は100条委員会において、周知の事実まで証言を拒否されていたと思う。もう少し説明責任を果たしていだきたかった。