午前中に、百条委員会の委員協議。また、午後から委員会が開催されました。この委員会では、12日に実施する小林よしか議員への尋問内容などを決定。また、小林議員から提出された「要望書」について議論しました。
●録音録画・インターネット中継を拒否
小林議員の要望書は、証言中に報道機関の録音や録画、インターネット中継を禁じてほしいとの内容でした。百条委員会の証人尋問にあたっては証人の意見を聞いて取材方法などの公開程度を決めることになっており、その「意見」です。
●国会では、拒絶表明でも全面公開
この原則は、国会の証人喚問を定めた議院証言法の規定に準じているため、昨日、参議院の事例を確かめたところ、過去2回、証人から拒絶意向を示されたものの、委員会は全会一致で全面公開を決定。しかも、その証人は民間人でした。
●公職者の立場を自覚してほしい小林議員
市議である小林氏は、言うまでもなく公人です。要望書はその立場を忘れた「わがまま」だと、私は指摘。「政務活動費への疑惑に対する説明責任を果たすため、どこにでも出て来て真相究明に協力してほしい」と強く語りました。
●「議員である前に私人だ」という維新の主張
これに対して、百条委の設置に反対しながら委員となった大阪維新の会3議員は、小林議員擁護の発言に終始。「議員である前に私人だ」と言い、録音・録画などは「人権侵害」と主張しました。
また、公明党は、「要望を受け入れた方が証言が得やすい」との意向を示し、2人の委員が証言中の録音・録画・ネット中継に反対しました。
●自民・ソレイユ・共産・長谷川は「全面公開」
他方、自民党(野村委員・西川委員)、ソレイユ堺(小堀副委員長・渕上委員)、共産党(岡井委員・森委員)の計6人は私と同意見でした。採決の結果、7対5となり、小林議員の証人尋問は全面公開で実施することが決まりました。
▼座っているのが「全面公開に反対」の議員(左2人=公明/右3人=維新)