《2015.10.19》
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※10月18日以前の日記は、前ページに掲載

10月19日(月)雨のない日が何日も続いています。気温は24.6℃まで上がりました。

議会運営委員会は、開会前からテレビ各局のカメラが入り、記者席も市民傍聴席も満席になりました。昨晩、大阪維新の会の松井幹事長が、「黒瀬大議員を除名、小林よしか議員を党員資格3か月停止にする」という処分を明らかにしたからでしょうか。

会議では、まず水ノ上議長(維新)が両議員のヒアリング実施など調査経過について説明。小林議員が議長宛に提出した文書を朗読した後、議長としてのコメントを加えました。続いて、維新市議団の池田委員からも調査結果の報告がありました。
●公明党・裏山委員が鋭い追及
両報告への質問では、最初に公明党の裏山委員が発言。市政報告チラシが配布されていないこと知らなかったという事は信じがたい。なぜそんなことになったかの説明が欠けていると、維新市議団への厳しい質問を浴びせました。
●2人は処分を受け入れるのか
続いて発言した私は、まず、昨夜公表された大阪維新の会の処分を2人とも受け入れるのかを質しました。党員資格停止で済んだ小林議員はともかく、議員でなかった時代の行為で「除名」とされる黒瀬議員がもしかしたら異議の申し立てでもしないかと思ったのですが、2人とも処分に甘んじるとの意向だそうです。
●議員辞職で、堺市民に責任を果たすべき
党からの除名や党員資格停止という処分は、党員として極めて重い処分でしょう。所属政党への責任はそれで果たせるかもしれまぜん。しかし、小林・黒瀬両議員が堺市民を欺いた責任が党にとってそれほど重大なら、堺市民に対する責任の取り方は「議員辞職」以外にありません。しかし、両議員は「議運の場でお詫びしたい」との意向しか持ち合わせていないようです。
●小林議員の「委託業者が精神疾患」との言い訳をたしなめる
この間、小林議員が「業者が精神疾患で印刷・配布をしなかった」とテレビカメラの前で繰り返す映像に、私は大きな憤りを覚えていました。健康福祉委員会の副委員長となったことを誇らしげにチラシに書きながら、そんな発言が患者や家族への偏見助長につながりかねないとの自覚などまったくできていないようです。何よりも厳しく批判しました。
●黒瀬議員の「資産報告書」にウソ?
政治倫理条例によって、堺市議は毎年、「資産報告書」を提出します。黒瀬議員の報告書を調べてみると、「事業所得」や「その他の収入」欄は無記入です。小林議員が政務活動費で支払ったのなら、ホームページ管理費、チラシ印刷費(計206万円)などの記載が必要です。
●小林議員が返還を渋った黒瀬氏人件費600万円
住民監査請求が提出された後、小林議員は約370万円を返還すると表明しました。しかし、前回監査で認められず、1年分だけ返した黒瀬氏への人件費(600万円)の返還を渋っていました。その理由を確かめたところ、議長から、その分も返還意向であるとの回答がありました。
●次回議運では、小林・黒瀬両議員に質問
議運では、今後の対応について協議。次回会議(11月2日午後3時半〜)で、両議員から申し出がある「謝罪」を聞き、疑問点などを質すことになりました。

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