5月13日(火)第9日=72番〜73番〜74番〜75番〜76番〜77番〜宇多津の宿
「ふれあいパークみの」は三野市の第三セクターが運営する公共の宿。道の駅を併設し、温泉施設は住民の皆さんに親しまれているようです。昨夜の同宿者は全員遍路で、神奈川県のOさんと宮城県のSさんも一緒でした。観音寺市の宿からの距離は短いのですが、「足休め」も考慮して選びました。
弥谷寺との分岐点から山道に入った所で、先に発たれたOさんたちを追い越しました。今日は6か寺にお参りするので、少し急ぎ足です。
72番曼荼羅寺と73番出釈迦寺は近い位置にあって、順序を逆にしてお参りしてもいいと思いましたが、私は順に打ちました。74番甲山寺を経て、75番善通寺へ。弘法大師が唐から帰朝し、生誕の地に建立したお寺というだけあって、さすがに立派なたたずまい。参拝者の数も一段と多いようです。
●標語好き?の善通寺市
お寺を出て善通寺市中央公民館に差し掛かると、「検診をすませた父さん・母さんすてきな笑顔」との大きな看板。この他にも様々な標語の看板が目に付きました。
スーパーで弁当を買っていると、レジに並んだ女性から「お札(ふだ)をください」と言われ、少しコースを変えた道沿いでは、里芋畑で作業中のMさんと30分ほど懇談。
さらに、76番金倉寺を打ち、間もなく77番道骼宸ニいう所で、家の中から「おへんろさ〜ん」という大きな声が聞こえました。しばらく待っていると男性2人が姿を見せ、「息子が作った仏像をお持ちください」と高齢の方がおっしゃいます。「徳さんのお遍路さん」(TBS)でも放送されたものだそうです。77番寺で最後のお参りを済ませ、一路宿へ。
【本日の歩行距離=22.7q】
四国遍路・区切り打ち日記(第5回)