12月5日(金)今日も最高気温7.9℃。四国では、雪のために車が立ち往生のニュース。
11月17日、泉北ニュータウンや中区、東区で発生した水道の濁水は、岩室高地配水池での工事ミスが原因でした。矢板打設の際に傷つけたドレン管の欠損部分から、泥や地盤硬化の薬剤が越流管を逆流して配水池の水を汚染したのです。今日の大綱質疑では、次のような問題点を指摘しました。
@自身が発注した工事ミスに起因するのに、原因究明まで9時間以上を要したお粗末な仕事ぶり。
A濁水解消の作業に追われ、真っ先に行うべきだった給水先の水質検査をしていない無責任さ。
B流入した薬剤の安全性は「必ずしも保証するものではない」とされおり、水質検査の結果如何では給水停止措置が必要だったのに、給水停止権限を持つ水道技術管理者も適切な指示をせず、危機感が欠如している。
C給水地域には、小学校2校、特養、歯科医院などがあり、少なくとも飲用を控えるなどの連絡が必要だった。これら施設などへの事態周知もしていない。
D濁水発生の連絡が13時ごろ工事現場に伝わりながら、15時まで工事を続行。汚染物を流し続けた。
E工事終了2時間後の17時、汚染水の大半がすでに給水されたと思われる配水池で採水し、「水質異常はない」と言い逃れ。市民をだましている。
●行政監査・工事監査などを要求
これらの指摘に対して、上下水道局長が謝罪。事故時の対応マニュアル作成や配水地域の貯水槽点検も約束しました。私はさらに、教育長や健康福祉局長に学童や関連施設での健康被害がなかったかどうかの調査を要請。また、代表監査委員には、今回の事件に関する上水道部の行政監査、また当該工事の工事監査などを行うよう提案しました。