《2013.11.10》
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※11月9日以前の日記は、前ページに掲載

11月10日(日)第2日=旧一本松町の宿〜40番観自在寺〜旧御荘町の宿

●本降りの雨の中を出発
昨夜、宿に着いてから降り始めた雨は、朝になっても雨足が衰えず、雨具を着けての出発となりました。
町の中心部の道路沿いに倒壊した廃屋を見かけましたが、今回の遍路旅でしばしば遭遇した光景です。
●2時間後に降り止んだ雨
もっとも、遍路道はよく整備されていて、道ばたの休憩所も立派なものです。歩き始めて1時間半の所で休んでいるうちに雨は小降りとなり、暑いので雨具の上衣を脱ぎました。さらに半時間ほど歩くと完全に降り止み、「とよた茶堂」では雨具とともに長袖シャツもリュックにしまいました。
お陰様で、愛媛県最初の札所・40番観自在寺へは青空の下でのお参りです。
●「海の幸」三昧の民宿
山中の道が終わって海の展望が開けた室手海岸(といっても崖上)に今夜の宿があります。80歳を越える老夫婦が経営する宿の食事は、緋扇貝や草履エビなど、珍しい海の幸づくしです。
また、ご主人は海を知り尽くした人らしく、空を見上げて「カワセブリが来る」と告げました。すると間もなく、激しい雨を伴った強風が吹き始めたのです。その直前、窓の外の灌木に野鳥が身を寄せ、茂みに避難する様子も目撃することができました。

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なお、同宿者は途中で追い越した男性遍路1人でした。【歩行距離18.6q 26,981歩】

四国遍路・区切り打ち日記(第4回)

愛南町は、愛媛県の最南端にある南宇和郡4市1町のすべてが、2004年に合併して誕生した町。町域の大部分は山地で、そのまま海に落ち込む複雑な海岸線を持っています。