昨日、ホームページのアクセス件数はいつもの土曜日の3割増。7日本会議での発言に関心を持って下さった方が多いのでしょうか。また、「竹山市長が維新議員の発言にツイッター怒っているけど、どんな言い方をしたのですか?」との質問メールもいただきました。
私は、政治に関わる人が熟考せず発する「つぶやき」には関心がなく、市長のツイッターのフォロアーでもないので、怒りの矛先が何かは知りません。ともあれ、維新の発言者は2人でした。議案質疑に立った議員は、被災地支援条例が生まれる契機になった市長の発言を非難。さらに、復興応援物産市が支援基金条例の制定前から始まっていることを執拗に問題にしました。これに対して市長は、「人的支援などは発災直後からやっている」と反論。
●一般質問では、準備不足の発言に竹山市長が逆襲
また、一般質問を行った維新議員は、自民党パーティーでの市長発言「維新を大阪から放逐する」と、「広報さかい」に大阪都構想の問題点を指摘する記事が掲載されたことを追及しました。しかし、竹山市長はあらかじめ質問内容を予測し、反論のための資料も準備していたようです。明らかに劣勢になった維新議員が「その話はこれくらいで…」と話題を変えようとするので、思わず私は、「議論を仕掛けて逃げるな!」とやじってしまいました。
この議員の発言中に休憩となり、再開前の議場でさらに、「市長側の土俵に上がって議論したら負ける」と維新議員に話しかけると、「市長が質問にきちんと答えない」と反論。確かにそんなきらいはありましたが、「それも織り込んで自分たちの土俵を作ったら…」と進言。大声での会話を聞いていた別会派の議員から、「長谷川さん、指南したり!」との声がかかりました。
7日本会議の録画中継は、12日(水)午前9時にアップロードされます。私の議案質疑も。
6月9日(日)午後から曇り空。「そろそろ雨が近づいている」と期待しているのですが…
6月8日(土)九州では雨が降っている様子。そのまま東にやって来てほしいものです。
昨日の本会議で、「堺市大規模被災地等支援基金条例」について議論した折、「みちのくだんわ室 一年の記録」という冊子を紹介しました。神戸市の市民グループ「暮らしサポート隊」が、昨年6月に発行。以前からお世話になっている代表の石東直子さん(都市プランナー)に知らせていただき、購入していました。
3・11大震災が発生し、胃がん手術後の体力に自信が持てなかった石東さんは、神戸に居てできる支援を考えたそうです。数日後、東北から関西に避難する人たちの報道に触れ、「避難者さんたちの暮らしのサポートをしよう」と仲間に呼びかけ、「grief
care(悲嘆緩和)」のために癒やしの場を提供して避難者同士のネットワークづくりを支援する活動を始めました。阪神大震災で支援活動をした仲間に若い世代が加わった「暮らしサポート隊」が3月末に発足。6月から始まった支援活動の1年間の記録がまとめられています。
●見えない課題が見えてきた
冊子のまえがきで石東さんは、「震災から1年が経過し、深刻化する原発事故の問題、被災地の復興・復旧の遅延、そして新たに仮設住宅での問題が報道されるなか、県外避難者の報道はほとんどなくなりました。しかし、身近に避難者と接していると、見えない(想定外の?)課題が見えてきます」と書いています。それから、さらに1年。避難生活が長引くほどに、問題は深刻さを増しているはずです。堺市での支援基金条例を議論するにあたって、改めて読み返しています。(冊子ご購入は「暮らしサポート隊」ホームページの連絡先メールへ。売価3000円)
なお、昨日の本会議を傍聴された方々から、「スクリーンを使用した発言は非常に分りやすく、避難者の意見や要望が全て汲まれていたことに頭が下がる」などの感想が届いています。