しかも、その西側エレベーターの設置場所が分かりづらく、写真@のように、どの階で下りたら駅に行けるかの表示もありませんでした。写真Aは昨日撮影したもので、連絡階を示した黄色いテープが貼り付けられています。どうやら、私が調査を始めたのを知り、一昨日(3月8日)にとられた弥縫策(びほうさく)のようです。「堺市交通バリアフリー基本構想」に「ユニバーサルデザインの考え方を基本とする」とうたいながら、その原則とはほど遠い堺市の施策を批判。私の質問に竹山市長は、「堺市駅(のバリアフリー対策)は検討が必要だ」と答弁しました。

《2011.3.10》
(952)
※3月9日以前の日記は、前ページに掲載

3月10日(木)未明に天気が崩れ、気温も下がったようですが、日中は晴れて8℃…

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予算委員会の総括質疑は、右の写真から始めました。2月25日朝、JR堺市駅前で議会報告を行った折、両手の杖を頼りに踏切を渡ろうとした方が、遮断機で往く手を遮られています。この方は自力で遮断バーを押し上げて脱出されましたが、閉まっている時間の長いこの踏切は、身体に障がいのある方にとって危険が大きいのです。
踏切脇の看板には、「お急ぎの方は、階段を上がって自由通路をご利用ください」と書かれています。しかし、障がい者に限らず、高齢者、ベビーカーを伴ったり大きな荷物を携えている歩行者にとって、階段の利用は極めて困難です。駅の東側にエレベーターがあったら簡単なことなのに、この駅では西側にしか設置されていません。

▼@2月25日撮影      ▼A3月9日撮影  

●予算案のうち、「大和川線事業」と「文化観光拠点整備事業」には反対
総括質疑終了後、市長が提案した2011年度予算案に対する各会派等の討論(意見表明)が行われました。私は、先の建設分科会や総務財政委員会での市長質問で明らかにしたとおり、阪神高速大和川線の工事再開は、もっとも深刻な生活権侵害を訴えている住民が納得していないことを指摘。「賛成率30%」を「7割が賛同」と強弁する卑劣な情報発信を伴う公共工事予算は認められないと表明。また、旧市民病院跡地に文化観光拠点を建設することに市民から反対の声が上がっています。市民の皆さんの思いに添い、その事業費にも反対。市民会館建て替えの検討にあたっては、市民の提案をも含めて検討すべきだと主張しました。