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《2010.11.20〜22》

午前中、大泉中学校の創立30周年記念式典に出席。マンモス化した金岡北中学校の3つ目の分離校として誕生した1971年の生徒数は502人、いま117人です。
また今日は、昨日アップロードした季刊「市政研究」のリポート「おまかせ『地域主権』か、『参加民主主義』か−知事が率いる地域政党の問題と議会改革−」の取材でお世話になった方々に、お礼状やコピーを送りました。また、早速お読み下さった方から「壁紙の模様で目が疲れ、読みづらい」とのご意見をいただいたので、すぐさま取り替え作業。ついでに都市政治研究所のページなどを更新しました。

11月21(日)午後から気温が上がって19℃。厚着に耐えきれなくなりました。

季刊「市政研究」のリポートに関するご意見が、掲示板に投稿されています。
「ゆっくり読みたいので早速169号を注文しました。橋下氏の云う地方分権は、そのベクトルの向が逆ではないかと思っています。やはり長谷川議員のこれまでの努力とこれから目指そうとして居られる方向を支持します。ただ、先進的な取り組みの見られる自治体はバークリーにしても音更町にしても堺市と比べると人口が少ないですね。日頃から大きすぎて住みにくいと感じている堺市の場合、市の権限を区に下ろしてもらって、区民自治になれば今より暮らしやすいかなと思っています。」(西区ニシムラ)
鋭いご指摘です。「市政研究」の特集に執筆されている新藤宗幸さん(千葉大教授)は「政令指定都市は歴史的役割を終えた」とし、「大阪市が大阪都構想に対抗しようと考えるならば、24区を再編成してそれぞれ一般市として独立し、政令指定都市制度の終焉に先鞭をつけるべきなのだ」と書いています。また、「平松邦夫市長のもとでの大阪市の大阪都構想に対する『対案』も、自治・分権を基調とするものとはいえない」と指摘。「地方分権の低迷とともに、大阪都制であれ関西州であれ『空虚』な構想が一人歩きし、それがあたかも『楽園』をもたらすかのような風潮がつくられている。しかし、地方分権の根幹に置かなければならないのは、徹底した市民自治に根ざした基礎自治体の強化である」と主張しておられます。

午前中、所用で大阪市内へ。午後から登庁して、人事部、財政部、病院事務局などと協議しました。人事部は職員の給与削減、財政部は補正予算、病院は独立行政法人化に関する説明で、11月30日の臨時議会や12月1日から始まる定例会に提案予定の内容です。
●大阪維新堺市議団は「議員定数削減」の提案へ
ところで今日、木原市長時代の(旧)与党会派の会合があって、大阪維新の会堺市議団(大半は元自民党)から、12月議会に議員定数を削減する条例改正の提案をしたいとの話が持ち出されたそうです。当事者には確認していない不確定な情報ですが、現在の52を45とし、南区で2人、北区、堺区、中区、西区、美原区で各1人、合計7人を削減するというもの。「旧与党議員」のなかには、「府議会、大阪市会につづく選挙向けのパフォーマンスが、堺でも始まった」と評する人もいます。
いずれにせよ、「旧与党会派」は、昨秋の市長選挙に「自公民なれあいなんてクソ食らえ!だ」と殴り込みをかけてきた橋下知事を相手に、一致して戦ったはずです。その一部が敵だった橋下知事にくみし、勢力拡大をめざす政治的仕掛けを進めているのが今回の「定数削減」であることは間違いありません。その話が、また「旧与党会派」の談合から始まるというのは、まことに珍妙な出来事です。

11月22日(月)昨日と同様に暖かい日。そして、ほぼ一日、雨が降り続きました。

11月20日(土)大泉緑地の秋は日ごとに深まり、探鳥者の姿も多くみかけます。

※11月19日以前の日記は、前ページに掲載

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