11月28日(土)「副市長候補が辞退」を追記した昨日、アクセス数は4割増でした。
※11月27日以前の日記は、前ページに掲載
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《2009.11.28〜30》
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「副市長人事にまたつまずき」…昨日の全議員総会で副市長候補の大植潔氏が「辞退」を表明したことについて、朝刊の地方版に続報が掲載されました。朝日新聞には、「危機管理能力が乏しい人を副市長候補に選んだ、竹山市長の識見も問われる」という私のコメントも載っています。電話取材を受けた際、「副市長人事の(ゴタゴタした)経緯を見ると、市民は竹山市長の識見や危機管理能力に不安を覚えるのではないか」と言ったつもりだったのですが、うまく伝えることができなかったようです。いずれにせよ、新市長の初仕事はさんざんです。
30日(月)の本会議では、大植氏(写真右)の撤回議案への質疑、また、田村恒一氏(写真左)の選任同意議案への討論(意見表明)をしようと思っています。開会は、午前10時です。
11月29日(日)「崩れる」と思った天気は持ちこたえました。京都各地は紅葉のよう…
きょうは外出をあきらめ、事務所にこもりました。先日の図書館調査の報告書をまとめ、明日の本会議での発言準備。
11月30日(月)天気予報が言っていた「気温が上がる」の実感できない日でした。
きょうの本会議で、私が竹山市長に質問したのは次のようなことでした。
1.副市長人事をめぐる事態の推移ついての事実関係を説明されたい。
2.議案を提出するに当たって、内示候補者のうち1人をはずした理由を市民が理解できるように説明されたい。
3.市議会が会期延長を行ったことに異論をお持ちであったと聞いた。事実であればその理由は何か。
4.大植潔氏の辞退表明について、以下の諸点を明確にされたい。
 @市長選前のハガキについて、市長がそれを知ったのはいつか。
 A市議会議長から示されたのは事実か。事実なら、そのときの状況について説明されたい。
 B当該ハガキの内容について、示していただきたい。
 C当該ハガキに関して、市長は、どのような認識を持たれたか。
 D市長は、その事実を知って、大植氏に対して、どのような行動を取られたか。
 E市長の行動に対して、大植氏はどのような反応を示されたか。
 F大植氏の副市長を辞退する旨の意思は、何時、どのような形で市長に示されたか。
 G大植氏の意思表示に対して、市長は、どのように対応されたのか。
5.今回の副市長人事を通じて、市長として反省するところがあるか。16日の答弁では「遺憾に思う」と言ったが、今日までの事態の推移について、どのようにお考えか。
6.副市長は3人であることが必要だと16日に答弁された。結果として1人の副市長で市政運営を行うことになるが、自信をもって市政執行に当たることができるのかどうか、覚悟を示されたい。

これに対する市長の答弁を要約すると、「@内示はない。自治法にもそんな行為はない。A手元にハガキはない。B人事は市政全般にわたる見える化と違う」…。自分が同意を求めて提案した候補者が公選法に抵触するような行為で辞退に追い込まれたのだから、少しは反省の弁を聞けるかと思ったのですが、市長には自省の意識がまったくありません。しかも、「惻隠の情」(孟子の言葉)まで持ち出して、全議員が周知の事実を否認したのです。
私は、「市長が言う“市役所の見える化”は、選挙の際の飾り言葉だったのか」と問い、市民に説明できないような副市長人事は白紙に戻すべきだと詰め寄りました。市長が応じないので、「3人必要」と言いながら1人だけになった副市長への同意は断りました。もっとも、私のほかに不同意の議員はなく、議案は起立採決で可決。しかし、会議が終わった後、何人もの議員から「私も座っていたかった」というささやきの言葉を聞きました。