明日と明後日に予定されている「決算委員会総括質疑」に向けて、消防局、財政局、産業振興局、鉄軌道推進室などと協議。その合間に、衛生研究所での出来事をめぐる市民相談を受け、関係部局との話し合いにも立ち合いました。
ところで、岡山市長選挙に比べて面白くないと思っていた堺市長選に、少し関心を向ける方々が出てきたようです。今朝の産経新聞などは、大阪府の橋下知事が「自民、公明、民主の相乗りは、国民の政治や行政に対する関心を一気に冷めさせてしまう」と現職陣営を批判したと報じています。橋下知事は、８月８日、堺東駅前で「緊張感を行政のトップに与えなければいけない。自民、公明、民主のなれあい…もう終わり！そこから堺の元気が生まれます!!」と、強烈なアジ演説（演説風景の動画はこちら）もしました。総選挙を経て政権交代の準備が進行中のいま、この言葉は有権者の気持ちにストンと落ちるかもしれません。橋下発言は、時代状況を読めない政党の地方組織に対する覚醒パンチです。とは言え、知事が「ボクの大阪府改革を支えてくれた人」と言って推す方は、その任を果たせるでしょうか。
夕方の事務所前を木原陣営の宣伝カーが走り、数分後、追いかけるようにして竹山陣営の宣伝カーが通りました。いずれも、ボリュームを上げて名前を連呼。このところしばしば、「市長選挙では誰に入れたらいいのですか？」との電話をいただくのですが、返事に困っています。

決算委員会・総括質疑の２日目です。先日ＭＢＳのニュースでも報じられた「堺ブランド創造発信事業」について質しました。この３年間に５億４千万円の予算を注ぎ込みながら、もくろんだ事業はほとんど実現できていません。
事業概要、計画発案の経緯、取り組み状況、これまでの総括、今後の方向などについて質問。驚いたことに、事前に提示を受けてていた文書から、「反省」の言葉を抜き去って答弁しました。

さてこの事業は、２００５年ころ、総務省から来て堺市財政局長をしていたＭさんが強力に推進しようとしたもののようです。Ｍさんは総務省に戻った後、ある大学の教授に就任されました。実は、以前、「おもしろいブログがある」と知らせて下さった方があって閲覧すると、筆者は「教授Ｍ・九州男児」。前財政局長と同じ人だとの断定はできませんが、明らかに堺市と思われる市役所のデタラメぶりを痛烈に批判しています。その一部を紹介しながら再びブランド創造事業について追及。議論の詳細は明日の日記で報告させていただくつもりです。
※ブログ「元官僚な教授の戯言」はこちら　ただし、きょう紹介した“的確な批判”は、すでに削除されています。