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「議会が終わるのを待っていました」…。朝、区役所の職員から電話があって、事務所を訪ねてきてくれました。昨日閉会した５月議会では、大綱質疑、産業環境委員会、建設委員会、総務財政委員会、最終本会議の質疑・討論と、連日の発言です。そんな状況に配慮してくれていたことに感謝しながら、預けてあった懸案事項の解決方向を探るため、意見を交わしました。また午後は、保育所入所の相談があった当事者の方と共に北区役所に赴き、担当課長らと面談。判明した入所基準の適用誤りを訂正してもらいました。

その後、登庁して市教委などと協議。また、大阪弁護士会からの要請を携えて来られた弁護士さんと正副議長との会談に陪席しました。そして夜は、数年前、堺市政記者クラブにいらしたころにお世話になった某紙記者が来堺されたので、久しぶりに歓談する機会も得ました。ところできょうは、市役所への往復に自転車を利用。あわただしさは続きますが、議会中の緊張感が和らいで、少しは気持ちにゆとりができたようです。もっとも、明日は消防議会が残っています。

「堺市民間保育連盟」に加盟しておられる北区の保育所経営者の方々からお招きを受け、「意見交換会」に出席しました。会場は北区役所５階の会議室で、私のほか２人の議員が参加。日頃、入所する側のご相談をお受けしているのですが、きょうは受け入れる側のご意向（入所申込みの早期化、保育所の適正配置など）を伺うことができて、大変参考になりました。なお、午前中２時間余りをかけた会合を終える際、「秋にはホテルで懇親会を…」というご案内がありましたが、「それはご遠慮したい」と申し上げて退席しました。

午後は消防議会に出席。各種の消防自動車（１台４千万円〜１億４千万円）の買い入れ契約などに関する議案の審議に加わりました。いずれも特殊な車両ですから指名競争入札で契約先を決めたようですが、指名業者が２社だけのケースなど、いくつかの疑問があったので質問しました。ところが、説明に当たる消防本部が資料準備を怠ったために答弁は不能。議会審議への対応姿勢を批判した上で、「説明不足の議案は認められない」と意見を述べました。
●「大阪府議会→海外視察を中止」のニュース（産経新聞記事）
お読みなった方も多いでしょうが、今朝の産経新聞に、「海外視察を中止…大阪府議会、今年度から」という見出しの記事が載りました。記事によると、共産党府議団が以前から中止を主張していたことに加え、民主や公明も「府民の理解が得られない」などと中止に同意。「議会運営委員会理事会で、近く中止を正式決定するとみられる」とのことです。ちなみにその記事には、昨年度のアメリカ視察経費（旅費、通訳代）が約１０００万円だったことも報じられています。参加府議は９人で、１人あたり１１１万円。堺市議たちがドイツ旅行で遣った「１人２０１万円」のほぼ半額です。(Webサイトでは、見出しが変わって→「物見遊山」バッサリ）
●それでも市民理解が得られますか？　「堺市議ご一行様→ドバイ・マカオ・ベトナムの旅」（自民党提案）
堺市議会では、今年度の“海外視察”案として、自民党が「ドバイ、マカオ、ベトナム」を提案しています。視察目的に「観光政策」を盛り込んでいるのは、「さすが！」と言うほかありません。５月議会の議運に諮られたものの、「参加する」と言っていた民主党が尻込みし始め、９月議会に先送りとなりました。こんな事態となっても、「海外視察」が必要なんでしょうか？