3月13日(木)戸外にとめた車を動かすとき、窓を開けなければいけないほどの気温です。
《2008.3.13〜14》
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※3月12日以前の日記は、前ページに掲載
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きょうは、堺の市立中学校で一斉に「卒業証書授与式」が行われる日です。常任委員会や予算委員会の発言準備の都合上、出席を遠慮しようと思っていたのですが、なんとか作業の目途がついて、私の2人の子どもたちも学んだことのある金岡北中学校の卒業式に参列させていただきました。かつて「日本一のマンモス校」と言われた時代には1学年を27クラスに分けるほどの生徒が在籍したのですが、今年の卒業生は4クラスで133人。校長先生の「式辞」が巣立ち行く生徒たちの心に響いている様子をみて、思わずメモをとりました。
●卒業生の皆さんに2つのことをお願いします。一つは、学年のスローガンであった「素直な心と思いやり」を大切にしてください。現実の社会には矛盾がたくさんあります。人と人とが助け合い、認め合うということが、大切にされているとは思えないこともあるでしょう。沖縄の平和学習で学んだ、「世界の平和と人々の幸せ」が実現できているわけでもありません。現実の社会をしっかり見て、ひとを大事に、自分を大事にしてほしい。
●二つ目は、進路のことです。皆さんは15歳の春に一つの進路を選ばなければなりませんでした。希望通りにいった人、そうでない人もいるし、厳しい社会に出て行く人もいます。しかし、15歳の選択だけが人生を決めるものではありません。人間の価値は学力だけで決まるものでもありません。自分自身の価値を、自分自身でつくり上げてください。ただ、気がいい皆さんが「まあ、これでいいか」と思ってしまうのを心配しています。どんなことがあってもあきらめず、目標を追いかけてください。
卒業生一人ひとりに視線を送りながら、「第61期卒業生の皆さん、ほんとうにおめでとう! ほんとうにありがとう!」と式辞を結んだ桑原加代子先生も、今月末で30数年の教師生活を“卒業”されるそうです。式が終わってから市役所に急ぎ、明日の総務財政委員会での発言準備に専心しました。
3月14日(金)昨夜から雨。そして、一日ずっと降り続きましたが、気温は下がりません。
「今まで道だったところにお墓ができています。市民の共有財産を勝手に売買することができるのですか?」…昨年11月初め、匿名の情報がもたらされました。現地を確認して、市役所でも調べました。最近造成された5区画(写真上)の一部はまだ墓石が建立されていません。その奥のフェンス沿いに、さらに29区画。いずれも、国から堺市に移管された「里道」を不法占拠しています。調査を進めていくうち、この里道に面した市有地(約225u)にも80基のお墓(写真下)が建っていることが判明。いずれも墓地管理委員会が区画割りして売却したもので、昨年売り出された5区画の場合、1区画300〜350万円だったそうです。
墓地管理委員会の役員の方々にお目にかかって、事情も伺いました。「売却収入は管理経費に充てている」という説明でしたが、その詳細や管理委員会の規約など運営実態を確認できるものは、「内部のこと」との理由で提供してもらえませんでした。どのような事情があるにせよ、公共の土地を勝手に造成して売買対象にすることは認められません。ここ4か月、市当局と管理委員会との折衝を見守ってきました。しかし進展が見られず、きょうの総務財政委員会で、現況や経緯を確認の上、今後の対応方針を質しました。