《2006.10.24〜25》
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10月24日(火)昨夜遅くまた雨が降りましたが、朝にはすっきり晴れていました。
今朝は、中百舌鳥駅前(南)で街頭活動です。この出入口を利用して通勤される方の数は多いのですが、興味を示して下さる方の割合は決して高くはありません。それでも前回に比べてわずかに伸びています。事務所に戻ってから、北区役所で催された子育て支援講座を見学。ボランティアのお母さんたちの熱心な活動の様子を拝見しました。午後は市役所に出て、政務調査費の領収証公開について田中議員と協議した後、明日の勉強会と倫理調査会の資料づくりや準備。
各地の議員の皆さんといっしょに続けている「自治体議員勉強会」を、私が主催して堺市議会で開きました。テーマは、「政治倫理条例…その誕生と進化、そして運用の実際」。実は、前々回、神戸市役所の議会委員会室で開催した勉強会でお話しする予定だったのに、時間の関係で割愛したため、勉強会仲間からあらためて機会をつくるよう要請されていたのです。きょうは、堺市の倫理条例に基づく「倫理調査会」が開かれることもあって、運用状況の実際を見ていただくいい機会だと思い、条例発祥の地・堺に集まってもらいました。
10月25日(水)見事なザクロがお隣から届きました。器は、今木良彦さんの泉州焼。
参加者は、大阪府内のほか、千葉県、岡山県、滋賀県、奈良県、兵庫県の議員など。私からは、堺市での条例誕生の経緯やその後の福岡県各自治体での発展状況、資産公開の原理と仕組み、その効果や条例制定の際の留意点などについて話しました。また、市民として長年、条例の運用状況を見つめてきた野村孜子さんにも、その経験や今年になってからの“憂うべき事態”について語ってもらいました。
さて、勉強会の参加者や堺市民の方々、マスコミ関係者などが傍聴席を埋めて始まった倫理調査会では、■■■■議員に疎明資料の提出を求めた文書と、それに対する回答書が読み上げられました。調査会委員には、あらかじめ事務局から送られてきていたものですが、同議員が自分自身のブログ上で「(疎明資料を)提出するつもりはありません」と意思表明をしていたとおり、極めて不誠実な内容でした。
堺市の政治倫理条例は、その第1条に「議員が高潔性を自らすすんで市民に実証し、また市民が議員の高潔性について判断できるよう、(中略)議員の資産等の公開に関する事項その他政治倫理の確立のために必要な事項を定め、もって市政に対する市民の信頼を確保し、公正で開かれた市政の発展に寄与することを目的とする」と定めています。25年前、堺市で起こった汚職事件を繰り返さないため、また、政治腐敗の防止を求めて市民たちが知恵を絞った政治倫理確立への思いを、■■議員はどうやら理解できていないようです。
倫理調査会は、■■議員に対して、@疎明資料の提出を再度求めること、A次回倫理調査会(11月17日午後2時〜)への出席を求めることを、出席委員の全員が一致して決めました。■■議員がこの機に目覚め、公職者である自己の立場を認識した上で、条例の精神にもとづいて調査への協力をしてくれればいいのですが…。