《2006.6.25〜27》
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※6月24日以前の日記は、前ページに掲載
6月25日(日)小さな鉢植えの小さい花ですが、クチナシが芳香を漂わせています。
ご近所の方が逝去されたため、市立斎場で行われた告別式でお焼香をさせていただきました。享年59歳。大阪市内の小学校にお勤めのようで、校長先生が弔辞を読まれました。「後進の指導に当たっては、口うるさくなく、背中を見せて教える方でした…」。管理技術職としての仕事を全うされた故人を語る言葉が流れてきて、受付の若い男性があふれ出る涙をこらえることができなくなられたようです。関係者の方でしょうか…。若い人を育てることなどとてもできそうにない私にとって、とてもよく響く生き方を教わりました。
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6月26日(月)昨日から、雨が降り続いています。うっとうしいですが、梅雨ですね。
明日の本会議で行う討論(議案への意見表明)のため、会派会議を開きました。「堺・美原市民ネット」という私たちの会派は、所属議員のそれぞれが独立して判断することにしていて、会派としての意思決定で全員をしばらないという原則に基づいて結成しています。今議会に提案された議案のうち、保育所の民間委託については4人全員が反対ですが、市税条例の改正については意見が分かれました。
この条例改正は、国の税制改革による地方税法の改正に伴うものです。全国の各自治体が条例改正を迫られるわけですが、万一改正しなければ地方交付税の算定基準に照らして交付額が減らされることになります。その分の財源を別に確保(例えば、別の増税)するか、支出抑制(例えば、市民サービスのカット)をしなければなりません。制度の善し悪しは別として、改正を拒んだ自治体は皆無のようです。昨年の5月議会でも同様の提案がありましたが、その折は会派の全員が条例改正を容認しています。私は、従前どおり条例改正に反対しない立場をとり、月森正浩議員もこれに同調してくれることになりました。ただし、前議会で、高齢者の税負担強化などに関する市長の認識を質したのに何も答えなかったことや、他都市に比べて劣っている減免措置の見直しなどについての注文を付けることにしています。
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6月27日(火)雨はあがったものの湿度の高い日で、洗濯物が乾きらなかったとか…
午後から、市議会「5月定例会」の最終本会議が開かれました。条例改正などの議案審議を付託していた各常任委員会の委員長から審査結果の報告があった後に、討論、採決。続いて各種の意見書などを上程して採決した後、2人の議員が一般質問を行いました。
2人が共通して触れたのは、1996年の「O157事件」です。主に市南部の小学校の児童・教職員やその家族など約9500人が被害に遭い、うち児童3人が死亡した大事件。学校給食を原因とする惨劇が全国に伝わった7月13日から、間もなく10年を迎えます。
そのころ私は議会を離れていたのですが、友人の菅直人さんが厚生大臣をしていて、堺市にやってきました。なかなか連絡が取れない菅さんの自宅に、深夜、電話を入れたこともあります。「事件を風化させないで!」…両議員が主張したことは、市民全体の願いでしょう。
■オリヅルランが、元気のいいランナーを何本も伸ばして、かわいい花を咲かせています。