12月15日(木)児童殺害、構造計算書偽造、そして“身勝手ボーナスアップ”…
※12月14日以前の日記は、前ページに掲載
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《2005.12.15〜17》
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昨日の日記でお伝えした、“人事院勧告ええとこどり”のボーナスアップを実現する条例改正案が、きょうの総務財政委員会で審議されました。しかし、わが会派の田中丈悦議員が提出した「議員への適用条項を削除」するという修正案は、残念ながら他の会派のどこからも賛成を得られずに否決されてしまいました。
ところで、きょう入った情報によると、同種の議案を審議した和泉市議会の総務文教委員会(12月8日)では、「議員及び市長など特別職の今年の期末手当は引き上げない」という修正案が出て、こちらは8対1の多数決で可決となったそうです。賛成したのは、自民系、民主系、公明党、共産党の各会派。明日(16日)の本会議でも修正可決となる見通しだとか…。
さらに、京都市議会の場合は、11月28日の本会議で行った採決で、市議の期末手当を引き上げる条例改正案を全会一致で否決しています。(参考:毎日新聞11月29日)
この条例改正によって一般職員の年間収入は下がるのに、決める立場にある自分たち(議員や市長)は引き上げる…そんな非常識を通用させていいでしょうか。堺市議会でも、21日の最終本会議までに、まだ変化があるかもしれません。
さて、きょうの私の仕事は、委員長を務める健康福祉委員会です。相変わらず、各委員ともに熱心な議論を展開し、付託議案や市民の皆さんからの陳情の審査が5時近くまでみっちり続きました。また、委員会が終わってから、閉会中の活動についても協議。救急救命センターに関する研修会と現場視察の実施などを決めました。
12月16日(金)師走も、すでに半分が過ぎてしまいました。仕事は山ほど残っています。
きょうは一日、健康福祉委員会のメンバーで話し合った閉会中の活動のために各方面と調整。また、月曜日の議会運営委員会での協議に備え、会派間の折衝などに追われました。
さらに、午後は倫理調査会。ある議員の事務所と建物が建っている土地について、市民から調査請求が出されたため、当初予定にはなかった会議を開くことになりました。堺市の倫理条例によれば、市民は誰でも、市長や議員の資産報告書に疑問を抱いたら調査を請求することができるのです。また、調査結果の回答は30日以内に出さなければいけません。当該議員からは、すでに説明資料が示されていましたが、さらに補足資料の提出を求め、次回調査会(12月26日)で審議することになりました。
12月17日(土)強い寒気で、堺にもみぞれが…。各地に雪の被害が聞かれます。
午前中、予防歯科を専門とする診療所で受診。いくつかの所用を済ませてから事務所に戻り、最終本会議の準備や「議員活動報告」の構想などに取り組みました。
ところで、名刺を交換しただけでいきなり送り付けてこられる「メールマガジン」にはいささか閉口で、たいがいは他の迷惑メールと一緒にゴミ箱送りにしています。天理市長選挙の際にお目にかかった衆議院議員・馬淵澄夫さんの「不易塾日記」なるものも、失礼ながらそのひとつでした。しかし、耐震強度偽装問題での証人喚問の際、総研の内河所長を追い詰める迫力をカーラジオで聞き、その日の日記は気になりました。
「もはや、これ以上はないだろう。この先、何を詰めても最終的には『自分だけは知らなかった』という部分を残されるのは明白である。ここで、『四ヶ所メモ』を提示。見る見る顔色が変わる。指示じゃないですか!?。指示じゃないですか!!??。と畳み掛ける」……(まぶちすみおの「不易塾」日記=第745号/2005.12.15) 
具体的な証拠資料を手にした追及は、「証人たちがどうしてこんなに堂々としていられるか?」とイライラさせられたそれまでの喚問の雰囲気を一変させました。持ち時間のすべてを託して馬淵議員に発言を委ねた民主党も、まだまだ捨てたものではありません。ちなみに、この日記の全文は、馬淵議員のホームページで読むことができます。