《2004.12.8〜10》
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※12月7日以前の日記は、前ページに掲載
12月8日(水)きょう未明、このホームページへの訪問者数がのべ「70000人」に……
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朝いちばんに、「祝70000アクセス」のメールが届いていました。発信時間は午前2時50分。証拠写真を貼付して送って下さったのは、日ごろからたいへんお世話になっている「I」さんです。開設後2年3か月、皆さんにご愛読いただいてここまで来ました。
さて、きょうは大綱質疑の一日目。質疑は所属議員数が多い会派順にすることになっていて、最初は公明党。二番手、増栄陽子議員(フェニックス民主)の発言の結びは異例でした。
「結婚していない、子どもを産んでもいない女に、子育て支援や保育所問題が分かるのか…という電話が、ひんぱんにかかってくる。怒りというより情けない思いで一杯です。明らかな政治的脅迫、嫌がらせだと直感しました。私はこの本会議場で、今後、議員活動を妨害する脅迫や嫌がらせとは断固たたかう決意を申し上げて、質問を終わります」(要約)
「異議なし!!」…。思わず、学生時代に戻ったような声援と、強い拍手を送りました。
12月9日(木)きょうは夏目漱石が死んだ日(1916)。昨日は釈迦の没日(BC383)でした。
大綱質疑の二日目は、共産党が午前中いっぱいを使って質疑。午後は、自民党2会派が質疑を行って、3時前に終わりました。休憩予定時間を差し引いても、会議時間はまだ1時間半も余っています。ところで、きょうの質疑を通して、ゴミ収集業務の委託方式を巡る自民党両会派の対立が見えてきたのは興味深いことでした。それぞれ、利害が相異なる業者の思惑を背景にしているのでしょうか。なお、明日の昼前か午後に予定される私の質疑について、昨日から断続的に市当局の担当者と協議を重ねているのですが、どうやら答弁原稿の作成に難渋している様子です。
12月10日(金)ここ三日間は、気温や気候を感じる暇もない忙しさでした。
大綱質疑本会議の最終日です。三番手で演壇に立った質疑は、昼休みをはさんで午後にまたがりました。冒頭、市長に「市政運営の要諦」を問い、続けて取り上げたテーマは、「@教育改革基本方針、A美原町の不適切行政、B市立堺病院の医療事故、C中学校の修学旅行、D体罰と教員の不祥事、E下水道の不正工事とヤミ使用」の6項目。なお、きょうの傍聴席はなかなかにぎやかで、美原町議が集団で見学に来られたほか、同町の行政や議会を監視している住民グループの方々の姿も見えました。
市長提出議案への質疑が終わった後に、議員提出の報酬削減案2本と議員定数削減案を上程。これら3議案に対する質疑にも立ちました。ところが、報酬削減議案に関する質問を市長に向けたところで、議長(不在のため副議長が代行)から「発言停止」につながる声がかかってびっくり。副議長の意図は、「大綱質疑は終わっており、(議案を提出した議員にではなく)市長に対する質問はできない」ということでした。「その判断は間違い。議題に関係する質疑はできる」と抗議したところで“暫時休憩”となり、議会運営委員会が開かれました。
議運には、どこからか姿を現した議長も参加。会議規則も調べずに「副議長の判断を支持する」などという無責任な委員もいましたが、結局、発言制限は議長権限に属することを確認し、私と正副議長とが協議することになりました。幸いなことに、ご両人が私の言い分を理解してくれて審議を再開。市長からは、まるで待ち構えていたかのような答弁がありました。
傍聴席の皆さんには、とんだハプニングでご迷惑をかけましたが、議会のシリアスな場面や活気に満ちた様子を楽しんでいただけたかもしれません。これまでも、委員会審議では議員提出の議案に関する市当局への質疑を行っており、その前例に基づいて運営すれば何も問題がないことです。それに、議会審議の活発化を図るという観点に立てば、誰に答弁を求めるかは質問者に委ねるべきでしょう。昨今は、大阪府議会でも本会議での「一問一答式質疑」を実現する時代。市民の皆さんにとって分かりやすい議会をつくることも議員の役割だと思っています。