《2004.6.1〜3》
(168)
6月1日(火)昨夜は、また気温が下がり、ぐっすりと眠ることができました。
市営駐車場をめぐる昨日の本会議での議論が
今朝の朝刊(大阪版)で報じられ、新金岡駅前の街頭活動では、「読みましたよ」とのお声をたくさんいただきました。夕方の堺東駅前でも、皆さんからの反応が「いつもより濃い」と思えたのですが……独りよがりかもしれませんね。
ところで、今日の議会運営委員会には、自民党2会派と公明党、民主党系会派、それに西村真悟代議士直系会派の議員が連名で、「議場に日の丸と市旗を掲揚しよう」と提案していることが報告されました。私は、この提案を議運の議題とすることについて、「地方自治法の規定(議会運営委員会の所管事項)にもとるのではないか」と指摘して提案者に説明を求めたのですが、きちんとした法解釈に基づく回答は、誰からも得られませんでした。堅苦しい形式議論ではありますが、決定の手続に誤りがあれば、これによる予算執行は認められません。
ともあれ、「国旗国歌法」の制定以来、各地議会で「議場に日章旗を飾ろう」という議論が行われるようになりました。にもかかわらず、これまでの堺市議会にそのような動きがなかったことは、堺市議たちの「優れた識見」に基づくものだと、私は思ってきました。つまり、思想信条を異にする議員たちが自由闊達な議論を展開する場所である議場に、歴史認識の違いなどから違和感を抱く人々が多い「日の丸」を持ち込む必要はないとの了解点に立って、誰もが言論の府である議会の役割を認識していたのです。
たしかに、日本国民のあいだの「日の丸」への感覚は変化しているでしょう。しかし、かつてアジア諸国への軍事侵略の印となったこの旗への嫌悪感や、それを覆い隠そうとする風潮に警鐘を鳴らし続ける人たちもたくさんいるのです。それ故に、法制化に当たっての政府答弁でも、「国旗の掲揚等に関し義務付けを行うことは考えていない」との見解が示されています。思想や信条が異なる相手に対して、「多数決」をもって違和感に耐えることを強制するような行為は、自由な言論が保障されるべき「議会」や「議員」にとって、ふさわしいことではありません。
6月2日(水)「やっぱり、まだ初夏」と思いたい空気ですが、梅雨も間もなく…でしょうね。
市役所での打ち合わせを終えて事務所に戻ると、相談者がお見えになっていました。すでにあちこちで相談された末とも推察できる難問です。3時間近くお話を伺って、ぐったり疲れました。気持ちを和ませてくれたのは、いつも街頭活動に参加して下さっているFさんからいただいたピンクの「タマスダレ」。泉北ニュータウンを回っているとき、私が気にとめた花を覚えていて下さったそうで、お庭からの株分けです。ヒガンバナ科、南米産の帰化植物。葉や鱗茎は、誤食するとおう吐・痙攣を引き起こす毒性を持っているとか。
6月3日(木)少々の汗ばみを覚える爽やかな日。もう、今週いっぱいかもしれません。
役員改選を終え、今日の本会議からいつもの定例会日程が始まりました。提案された主な議案は、美原町との合併を準備するための補正予算。もちろん、議場の改装費も含まれていて、在任特例で堺市議となる美原町議18人が座る1回当たり70万円の椅子も、この議会で承認されれば設置工事にかかることができるのです。これらの議案をめぐる質疑は、8日〜10日の本会議と、14日〜16日の各常任委員会で行われます。
ところで、今日は愛車が大量のオイル漏れを起こし、代車が届くまでバイクで行動。久しぶりの自動二輪運転は、おそるおそるでした。