ダーベルグデージーが、小粒のヒマワリのような花をたくさんつけています。茎も葉も細く華奢な植物で、昨年、シーズン後に切り戻しをしておいたら、また、見事に咲き始めてくれました。原産地は北米南部とか。そのアメリカのイラク捕虜への虐待事件報道は、なんともおぞましい事実を突き付けています。やっぱり戦争は、人間を「人」ではなくしてしまうのでしょう。「大義喪失」を云々するまでもありません。
今日は事務所で、12日に開催する「自治体議員勉強会」の準備や地元自治会の仕事などをこなしました。
5月8日(土)文字通りの五月晴れ。気温も上がって、身体を動かすと汗ばむほど…。
※5月7日以前の日記は、前ページに掲載
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《2004.5.8〜10》
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5月9日(日)雨の日曜日。岩国市では午前中は小康を保ってくれ、助かりました。
妻の義兄の3回忌のため、岩国市に出かけました。法要が営まれた「洞泉寺」は錦帯橋の近くにある曹洞宗のお寺。樹齢300年を越えるという「臥龍の梅」など梅の古木で知られた名刹で、2年前、病のために逝った義兄が眠る目加田家の墓もここにあります。国の重要文化財指定を受けている「目加田家住宅」とともに観光コースにもなっているのか、ボランティアガイドの方が案内を務めておられました。天候不良にもかかわらず観光客で賑わっていたのは、錦帯橋の全橋架け替え工事が3月20日に完成したこともあるのでしょう。その岩国市でも、近隣市町村との合併問題が難航している…と、法要後に会った地元の知人から聞きました。関係情報を調べていると、岩国市議・浅井繁勝さんのホームページにこんな記述もありました。
「第13回協議会で(議員の在任特例が提案されたが…)議会選出の委員からは提案内容を支持する意見、民間から選出されている委員からは新市の発足において選挙を行うべきとの意見が出ていて、調整に難航が予想される」
5月10日(月)朝のうち、ときに激しく降る雨が残り、午後からも蒸し暑い日となりました。
堺市民の直接請求による住民投票条例と、併せて美原町との合併関連議案を審議する総務委員会と本会議が開かれました。まず、総務委員会で委員外議員としての質疑を行い、次のような事態を明らかにしました。@同じ直接請求による政治倫理条例制定時の我堂市長に比べて、木原市長には自らが市民や議会に責任ある対応をしようとする姿勢がない。A木原市長は「選挙公約で市民の同意を得た」というが、選挙公報に「合併」の言葉はない。
また、合併実現後に美原町議員18人が堺市議となった場合、わずか50回しか予定されない会議のために3900万円の議場改装費が必要となることを指摘。「住民投票は多額の経費がかかる」と主張する会派に対して、「これこそ無駄遣いだと思わないか」と質しました。もちろん、満足な答弁ができた会派はありません。
さらに、美原町住民によるリコール署名に対する町議たちの妨害ビラを示して、選挙管理委員会の見解を求めました。すると選管事務局は、「プライバシー侵害」を用いた記述が「地方自治法74条の4第1項に規定する署名妨害の罪に抵触のおそれがある」と認めたのです。犯罪認定は司法の手に委ねなければなりませんが、町議らによる脅迫行為が明らかになりました。
本会議では、これら総務委員会での指摘を踏まえての討論を行い、住民投票条例に賛成、合併関連議案は継続して審査すべきだと主張。残念ながら、採決結果は逆になりましたが、「住民の皆さんの運動は堺市政の未来にとって大きな足跡を残した」との謝辞も付け加えました。