4月27日(火)予報どおり、大荒れの天気。各地に被害が出たようで、心配です。
※4月27日以前の日記は、前ページに掲載
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《2004.4.27〜30》
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「竹林の造成と地球温暖化防止に夢をかける」という、野村順一さんが訪ねて来られました。先だってセミナーにお招き下さった「ビジネスライブの会」の理事で、「NPO法人アクティブ・エイジングたけくらぶ」の代表も務められる方。「堺市臨海部の埋立地(7−3区)で大阪府が計画策定中の『共生の森』に竹を植えたい」。「学校ごとに育成する竹林をつくり、子どもたちと竹の効用を確かめるため、お世話をしたい」。「海辺に竹は育たないという人もいるが、そうではない」。熱心なお話にひきこまれました。大手企業の幹部社員としてのキャリアを社会活動に活かす、実践的なシニア世代としても魅力溢れる方です。関係する市幹部や公園協会理事長にも会ってもらって、話をつなぎました。
4月28日(水)雨は上がり、風も収まりましたが、気温の低さはそのままです。
新議場で初めての本会議。最初の議案が直接請求による「住民投票条例」となったことは、堺市政に転換が求められていることを示すものとして、象徴的です。傍聴席には、きっと署名集めに尽力された皆さんでしょう、たくさんの市民の方々が行儀よく座っていました。これに対して議員諸侯はやや興奮気味で、「品位」や「自覚」を疑わせるような“不規則発言”も……。
しかし、いちばん残念だったのは、市長が自らの言葉で「住民投票反対」の意見を述べず、質疑に対しても自分を持ち上げてくれる「与党議員」にだけ答弁したこと。立派になった議場での形式的な議論や、「悲願」だという政令指定都市への道筋は、議会制民主主義を形骸化させ、市民参加を遠ざける方向に向かわせるものではないかと心配です。「合併意思の決定に住民投票はなじまない」、「代議制で審議を尽くした」…と声を張り上げる議員の多くは、市長と自分たちがその代議制を危うくしていることに気付いていません。
ともあれ、住民投票条例と合併諸議案の審議は5月10日開催の総務委員会に付託され、請求代表者の意見陳述もその冒頭で行われます。そして、この日のうちに本会議を開いて採決に至る…というのが、「与党」が描いているスケジュールです。
4月29(木)みどりの日。ほぼ咲き終わった花壇のツツジを手入れしました。
地域の連合自治会の総会が開かれ、「代議員」として出席しました。発言に際して「初めての参加」と言った後で、実は「ああ、2回目か3回目だった」と思い出しました。新金岡団地に住み始めた当初は、この地域の賃貸住宅に入居。単位自治会の役員として、「連合自治会」づくりにも携わっていたのです。発足に至ってからすでに35年。記憶は途切れがちですが、今年は周年事業も計画されています。
海外旅行のツアー・コンダクターをしているMさんから、折々のメールが届きます。
*テロ対策でヨーロッパはピリピリしています。現地でニュースなど見ておりますと、日本より生々しい映像がたくさん映し出されていて、危機感は日本にいるのと比べものになりません。この間の人質事件も大きく取り上げられたようです。イタリアの友人に詳しく聞いたところ、「3人のうちの1人は、『日本に帰りたくない、イラクに残る』と強く主張した」と報道されたそうです。きっと、家族や日本政府の説得もあって帰国したのでしょう。またイタリア人の人質については、「イラクへの弾薬の輸送などをしていたんだから、殺されても仕方ない」という国民の意見が多く、それを反映して政府は強い姿勢に出ているということです。日本では、細かな事情がぜんぜん報道されませんよね。*
きちんと真実を伝えてくれるメディアが必要です。人質問題での世論のブレは、限られた情報に基づく短絡反応にように思えてなりません。
4月30日(金)議員任期の1年目が今日で終わり。早くも、残りは3年間となりました。