※10月21日以前の日記は、前ページに掲載
《2002.10.22〜25》
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10月22日(火) 勤務先に隣接する公園では、木々の色づきが広がっています。 
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あちこちで、出口の見えない不況への悲鳴が聞こえ始めました。私のまわりの小さな企業経営者の方々は資金繰りに苦しみ、また、仕事はあっても利益が出ない競争に勝ち残ろうと無理を重ねています。50代でリストラにあったサラリーマンは転職先を見つけられず、20代〜30代の若者も「労基法などあってないがごとし」という過酷な労働条件のなか、低賃金でもがいています。(財)堺市就労支援協会のことが市広報に載った月は、平常の3倍の人がここを訪れたと、担当職員から聞きました。景気をよくすることができない政治への不信感も、ますます募っています。
10月23日(水) 昼休みの散歩で、ドングリをいっぱい拾いました。
かねてから、様々なかたちで運動に参加してくださっているメンバーが集まって、20日の更新でこのサイトに掲載した「堺市改造プラン」について議論。とくに後半部分については、もっと多くの方々の意見を聞きながら、さらに書き足していくことにしました。どうぞご意見をお寄せください。
当サイトのトップページからリンクしているリヒテルズ直子さんの『オランダ通信』最新号の「あとがき」にこんなことが書かれています。
そもそもオランダ人の『民主主義』の元気のよさに触発されて始めたはずの『オランダ通信』でしたが、この半年あまりのオランダを見ていると、何か、政治の雰囲気がすっかり変わってしまった、と他人事ながら戸惑いを感じています。特に、ドイツのシュローダー氏がブッシュ大統領の『対イラク軍事攻撃』に真っ向から反対して、今度の選挙でも何とか政権の座を維持したのを見ると、オランダの変化が特に気になります。景気はものすごい勢いで下落しており、人々は物価の上昇に不平を述べ、年金基金も破綻しそう、とのニュースを聞くと、いよいよ暗い世の中です。(引用終わり)
いま、私たちの身の回りで起こっていることは日本だけの現象でないのですね。はるかオランダから直子さんが発信される情報には、日本の現状や未来を考えるための素材が溢れていて、今日もあらためて読んでみました。
10月24日(木) 昨夜の雨が続くか思いましたが、さわやかな秋晴れの一日でした。
10月25日(金) 今日も穏やかないいお天気でした。でも、衝撃的なニュースが…
事あるごとに激励会を開いてくれる友人たちとの会合に向かう地下鉄の駅で、妻からの緊急電話が入りました。「夕刊に石井紘基代議士が刺殺されたとのニュースが載っている」とのこと。石井さんは、今夜の会合に集った友と同様に、大学は異なるが学生時代から親交がある人です。彼が、裁判官から国会議員に転身した江田五月さんの秘書をしている頃には、よくお世話にもなりました。日本新党ブームが起こった1993年の総選挙に共に出馬して、石井さんは初当選、以後、熱心に政官業の癒着追及に取り組んでいたのに…。まったく信じられない事件に大きな衝撃を受けています。この事件が石井さんの政治活動を抑制するために仕掛けられたのであれば、絶対に許すことができません。無念だっただろう石井さんを思い、心から冥福を祈ります。