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《2003.11.7〜10》
11月7日(金)半袖が恋しいほど暑い日。「あれから暖かくなりました」とスイスからメール。
私は委員ではないのですが、決算審査特別委員会の事業現場視察にお付き合いして、建設が進む市役所の新庁舎内部に入り、屋上ヘリポートにも昇ってみました。右の写真はヘリポートから見た西側の屋根で、色が変わった部分は「ソーラパネルを取り付けた」との説明を受けました。「ほんの申し訳程度」だとも思える太陽光発電への試みですが、発電容量やその設置目的などを、あらためて確かめてみたいと思っています。
さて、衆院選挙もいよいよ終盤。気になっていた候補者の事務所をまわりはじめました。また、新金岡でも絵画教室を開いていらっしゃる井口純子さんが個展を催されているので、鑑賞させていただきました。「イタリアからの便り」と題する明るい色調の絵に心が安らぎます。11日(来週火曜)までの10:30〜18:30(最終日16:00)、ギャラリー永井(大丸心斎橋店の正面玄関前)。
11月8日(土)街路樹のイチョウが、どんどん黄葉を増やしています。
衆院選の選挙運動、最後の日です。この夏、都市政治研究所に来訪された韓国全北大学校の鄭存吉教授から、「政権交代がない日本を民主主義の国と言えるの?」と問いかけられたことを、あらためて思い返しました。今回は、その実現の可能性が見えていると思いたいもの。ただ、その一方、自衛隊の海外派兵など、なし崩し憲法改定への道を押しとどめる力も保ちたい。そんな思いをこめて、尼崎市と茨木市の選挙事務所に、旧知の候補者を訪ねました。
11月9日(日)泉北ニュータウンの木々の変化は、秋の深まりの早さを感じさせます。
投票を終えてから、所用で泉北ニュータウンを通りました。1号線の竹城台付近など、これからの木々の色づきの変化が楽しみです。このニュータウンを含む大阪17区にお住まいの方からは、「いったい誰に投票したらいいの?」とのお問い合わせがたくさんあり、答えに窮しました。結局、民主党公認の西村真悟氏が当選。西村氏は、かつて核武装論を唱え、尖閣列島への上陸も敢行した人で、選挙中には石原慎太郎・東京都知事が応援に来て雰囲気を盛り上げたとか。この選挙区に地盤を置く民主党市議でさえ、「離党も考えた」とボヤキに来る始末です。政権交代には至らなかったものの大幅に議席を伸ばした民主党は、その内部に危ういものを抱えました。ともあれ、堺市では16区の公認候補も比例区当選となり、一挙に2人の代議士を擁することになった同党。地方政治でも市民の期待に応える働きをしてくれるでしょうか…。
11月10日(月)昨日に続いて雨模様。気温も下がり、マイカーのヒーターを使いました。
テレビ画面に出てくる小泉首相の顔色がさえません。先の自民党総裁選で抵抗勢力を封じ込め、続く総選挙で長期政権の足固めをしようとしていたのを、ものの見事にをくじかれたのですから、当然でしょう。山崎拓氏、太田誠一氏、村岡兼造氏、松浪健四郎氏など、「あんまり人をバカにしなさんな…」と言ってあげたかった人たちも落選しました。「絶対安定多数を確保したから勝った」と言い張っても、自民党に勝利感はなく、政権維持への影響力を強めた公明党だけが胸を張っています。ただ一方、憲法改定の議論が始まりつつあるときに、社民党や共産党の退潮は気がかりなことです。「長谷川俊英ニュース・レター」復刊第4号を作成。13日から、また街頭活動を始めます。(▼ホームページへのアクセス、23,000を超えました。)