最終バッターとなった私の総括質疑は、午後1時から始まりました。
●スクール・サポート・スタッフ制度見直しと待遇改善
まず、改善方向を示すように求めていたスクール・サポート・スタッフについて、教育次長が答弁。「他都市の活用状況や文科省が策定予定の手引き等を踏まえ、サポーター制度等と教員業務支援員の業務を整理し、制度の目的である教員の負担軽減に資する外部人材の配置を検討する」。「サポーターの待遇については、現在の多様なサポーター制度の活動内容等を分析し、政令市や府内各市の制度を研究する。その上で、現在支援いただいているボランティアの方の想いを大切にしながら、本市の有償ボランティアのあり方について待遇も含めて整理する」とのこと。私は、教育長の任期(来年3月末)までに何らかの対応をすべきだと主張し、財政当局に対しても市教委への協力を求めました。
●中百舌鳥駅前の喫煙所移設についての総括
次に取り上げたのは、中百舌鳥駅前喫煙所に移設をめぐる健康福祉局の「総括」。保健医療担当局長が、受動喫煙防止や障害者の権利擁護への認識が欠けていたことなどへの反省を示しました。
●路上喫煙禁止区域の拡大を提案
屋外喫煙所や路地喫煙規制は「まち美化事業」として、環境局が所管しています。しかし、今後は「受動喫煙防止」の観点からも取り組むことが必要です。そこで、大阪市が全市域を路上喫煙禁止とする方針を発表したことを受け、「堺市でも禁止区域の拡大が必要ではないか」と永藤市長に質しました。市長は「路上喫煙防止、受動喫煙防止の観点から望ましい検討をしたい」と答弁。現在の禁止区域は堺東駅から堺駅に至る路上ですが、市役所付近からフェニーチェ堺までのアクセス路、観光局誘致をめざす大仙公園エリアや環濠エリアに加え、「マナー向上啓発重点区」と指定する駅周辺を含め、利用者の多い駅前などを拡大対象とするよう提案しました。