今日の臨時会では、まず、過日の市長選で再選を果たした永藤市長の挨拶と所信表明がありました。続いて、7月1日から就任予定の副市長2人の選任、農業委員の任命、人権擁護委員の推薦に同意。また、給食費無償化の補正予算などを審議し、すべて全会一致で可決。
私が討論に立ったのは、特別職の給与削減条例案です。討論の前に、市長に当選お祝いの言葉を述べた上、「およそ4割の投票者が1期目の市政に納得していないことを心に据えて市政運営に当たってほしい」と付け加えました。
●市長より副市長の職責が重いのか?
臨時会に提案された「市長等の給与の特例に関する条例」は、市長30%、副市長15%などの給与減額を行うもの。その結果、市長よりも副市長の月給が高いという異常現象が起こります。地方公務員法が特別職には適用されないとしても、給与の根本原則を定めた24条の主旨を踏みにじるのは如何なものかと指摘しました。
●竹山前市長の「50%カット」にはただ一人反対
実は、竹山前市長が提案した50%給与減額に私はただ一人反対し、同様の主張をしました。また、永藤市長が初当選時に提案した給与カット(今回と同率)についても、旅費条例改正が継続審査になった議会で市長に再考を求めています。また今日の討論では、「副市長に『心苦しくないか』と質問しようかと思ったが、退任間際に答えにくいことを尋ねるのも詮ないので控える」と述べると、島田・中野両副市長は苦笑い。結局、市長の選挙公約であることを尊重して反対はしませんでしたが、まるでバナナのたたき売りのように給与カットを競う選挙手法が給与の原則を脅かしています。
なお、今朝はJR百舌鳥駅での議会報告を繰り上げ実施してから、臨時会に臨みました。やはり、明朝は雨のようです。