《2023.5.19》
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●改めて、事件の経緯と問題点を振り返る
最初に問うたのは、飛散事件が発生した当時の市の対応について指摘した8つの疑問点のうち、3点についての答弁内容。瓦礫飛散の事実を隠蔽したり、飛散先の保育園への連絡の遅れなど不適切対応があったことを確認しました。さらに、解体した煙突内のアスベストの除去工事においても、除去残しを示す報告書の改ざん事件が、市民(古川和子さん)の情報公開請求によって判明したことを指摘。
●繰り返されたアスベスト事件と対応の問題点
堺市は、北部地域整備事務所工事での飛散事件で数々の反省を迫られ、「アスベスト対策推進本部」を設置して過ちを防ごうとしました。にもかかわらず、2021年には東雲公園予定地の建物のアスベスト発見の遅れ、4小学校の校舎天井裏で発見しながら公表まで3か月を要するなどの不適切対応が繰り返されていることも重ねて指摘しました。
●島田副市長に堺市の取り組みを問う
最後に、アスベスト対策推進本部の副本部長である島田副市長に質問。副市長は、飛散事故について「関係者に改めてお詫びする」と述べた上、「和解条項を真摯に受け止め、引き続きアスベストに取り組む」と答えました。
●「討論」で、古川和子さんや井部正之さんからの便りを紹介
本当は質疑に一言意見を付け加えて終わるつもりだったですが、昨日の議運で議長から「討論」するよう促されました。そこで、再度演壇に立ち、「和解議案」に対して寄せられた古川和子さん(アスベスト患者と家族の会連絡会)や、井部正之さん(ジャーナリスト)の意見を紹介。この4年間、永藤市長が関心を示したことに感謝しつつ、昨日の野村さんの説得力ある政策発表を聞いた結果、「次回は新しい市長との議論」の可能性があると述べて、討論を終えました。

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5月19日(金)いっときの止み間はありましたが、一日中、雨に日に。17.0℃~18.0℃。

5月定例会の最終本会議が開かれました。任期満了に伴う市長選挙の告示を控え、通常の定例会で行う大綱質疑や常任委員会は省略。本来なら、監査委員の選任や所属委員会の決定など、議会人事を行って閉会の予定でした。
ただ、急を要するいくつかの議案が提案され、即決が求められました。その一つに、2016年に発生した北部地域整備事務所の外壁等改修工事におけるアスベスト瓦礫飛散事件に関する「和解」案件があったため、質疑に立ちました。工事請負業者に対する損害賠償請求と、逆に業者からの求償請求が併合審理され、裁判所の和解勧告を受け入れるもので、裁判所はアスベスト瓦礫飛散に対する責任を業者6割、堺市4割と認定しました。

※5月18日以前の日記は前ページに掲載