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《2022.12.6》
12月6日(火)眠っている間に期待のベスト8を逃しました。でも、「新しい歴史」は確かに。
安倍元首相の銃撃・殺害事件を契機に、「旧統一教会」についての人々の関心が一気に高まりました。財産収奪や家族を破滅させる数々の悪質手法がどんどん明らかになっています。そこで今日の大綱質疑では、堺市として被害者にどのような対応ができるのかの議論を試みました。
●信者2世などの相談に積極対応を
2世被害者が声をあげた結果、10月6日に厚労省や文科省が被害児童の相談に積極的に対応するように求める通知を出しました。まず、それらの通知に基づく対応を質問。堺市子ども相談所が「子どもの命と最善の利益を最優先に、迅速・適切に毅然と対応する」と決意をしていることを確認。市教委や学校も含め、被害児たちが「相談しても大丈夫」と思える相談態勢をつくるように求めました。

●霊感商法で8千万円の被害相談(参照=12月2日の日記に掲載の表)
堺市消費生活センターは、毎年10数件~30件ほど霊感商法に起因する相談を受けています。2022年度(10月末現在)の相談に関する契約購入金額は8500万円を超えました。相談件数を消費者庁が発表した被害相談の数と比較してみて、堺市でも旧統一教会の被害が含まれていると推察できます。そのような被害者に、いっそう適切な支援対応を求めました。
●関連団体の市施設利用=5年間で65回(参照=12月2日の日記に掲載の表)
旧統一教会の関連団体が堺市の施設を使って活動している実態も調べました。5年間で65回。「純血パレード」「孝情のつどい」など、この団体らしい催しもありますが、内容をカムフラージュして、布教・伝道が行われている可能性が大きいと私は考えています。ただ、地方自治法の規定で市施設は「正当な理由がない限り、住民の利用を拒んではならない」ことになっています。とはいえ、市施設での催しは利用者に安心感を与え、関連団体側もその効果を期待しているに違いありません。そのような私の指摘に総務局長は、「違法行為その他施設管理上問題ある行為があれば是正を指示し、中止させる。是正されなければ使用許可を取り消す」と答えました。
●教えられた2冊の本/公務員・議員の役割自覚と「不作為の罪」
今回の旧統一教会問題の議論にあたって、被害者救済に35年間取り組んでいる郷路征記弁護士の著書と、宗教2世としてその実情を漫画にした菊池真理子さんの本に多くを学びました。両書ともそのまとめ部分で、「もっと早く、違法な伝道活動を中止させる社会の力があれば、財産収奪や家族破滅の被害を防げた」と主張されています。
私たちも安倍元首相の事件によって気づきました。しかし、事件前に堺市は関連団体の行事の後援を承認。このような「お墨付き」が被害拡大につながったとしたら、「知らなかった」では済まされません。それに私自身も今回初めて議論するまで、深刻な被害者や被害児の問題と向き合っていませんでした。もしかしたら、これは「不作為の罪」ではないかと問題提起。施設利用に関する地方自治法の規定は尊重されなければなりませんが、公務員には、被害者救済とともに被害拡大を防止するための方途をさぐる役割が求められるはずです。議論の最後で、永藤市長に対して「旧統一教会への基本認識と対応の決意」を質しました。しかし残念ながら、問題の核心を自覚した市長答弁を得ることはでませんでした。
今日大阪府が発表した新型コロナウイルス新規感染者は7955人、亡くなられた方は10人。堺市の新規感染者は490人(前週火曜の1.23倍)で、亡くなられた方は2人(70代と80代)。

※12月5日以前の日記は、前ページに掲載

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