今日の決算委員会分科会で質したのは、堺東駅、堺駅、大小路筋、堺市駅、三国ヶ丘駅、中百舌鳥駅、光明池駅など9か所に、堺市が設置している屋外喫煙所の概要です。
厚労省が2018年に示した「技術的留意事項」は、「出入口に方向転換のためのクランク(2回以上が望ましい)があること」としています。市当局の説明によると、この基準に完全合致するのは、堺東駅前の1か所だけでした。中には、地面に範囲を示して灰皿置いているだけという所もあります。いくつかの課題を指摘したところ、環境局長が次のように応えました。
「本市の路上喫煙対策は、平成22年度に事業を開始した。その後、改正健康増進法の施行などもあり、屋外喫煙所の受動喫煙防止対策としての役割がさらに求められている。屋外喫煙所改善プロジェクト検討会議の議論を通じて、厚生労働省の健康局長通知や大阪府の『屋外分煙所』モデル整備のガイドラインに鑑み、受動喫煙の恐れの高い喫煙所については、民間連携を図りながら今後優先度が高いところから見直しを進めていく」
改善プロジェクトは、前議会の健康福祉委員会での議論を経て設置されたもの。今後の取り組みを点検し、議論を続けるつもりです。
なお、今日の大阪府の新型コロナウイルス新規感染者は9601人、亡くなられた方26人。堺市の新規感染者は978人(前週水曜の77.8%)で、亡くなられた方は1人(90代)でした。