《2020.3.28》
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※3月27日以前の日記は、前ページに掲載

月28日(土)昨夜来の雨がいったん小康状態に。夕方からまた雨。13.0℃~14.0℃

朝日新聞の朝刊が、昨日の本会議の模様を報じています。短い記事ですが、さすがに要点がうまく伝わってきます。
ところで、昨夜、本会議の質疑と討論の録音を聞き直していて、私の前に演壇に上がった共産党・森田晃一議員の討論が素晴らしかったことを再認識しました。
発言の素材だけを携えて登壇し、ほぼ即興演説に終わった私の討論に比べ、森田議員の行き届いた調査と説得的な論理展開に舌を巻きました。インターネット録画中継が4月1日か2日にアップされる予定です。ぜひご覧ください。
なお、記事にある反対の6票を投じたのは、私のほか、森田晃一(西区)、藤本幸子(南区)、石本京子(北区)、石谷泰子(堺区)、乾惠美子(東区)の各議員です。

●「現行方式」はほんとうに「好ましくない」のか?
また、記事にある「好ましくない」との発言を繰り返してたのは、維新・池田議員議員です。他政令市議会や国会の例などを挙げ、堺市議会の特異性を主張していました。確かに、少数会派などにも議運への参加機会を与えている自治体は稀だと私も思います。しかし、民主主義は「多数決の原理」の諸原則と、「個人および少数派の権利」を組み合わせたものを基盤にしています。堺市議会では、私が41年前に初当選したその以前から、このような方式を維持し、伝統的に議会内民主主義を確保してきたのです。「現行方式でどのような支障があるのか」との私の質問には、維新議員は答えず、公明議員が「支障はない」と答弁しました。
●「定数」を定めることは、本当に必要か?
現行条例では、会派所属議員の数に基づいて議運委員数を決めるため、会派構成によって議運委員の人数が変わるのは確かです。改正案で「11人」としていますが、48人の議員が3人ずつで16会派を結成することも理論的にあります。そのことを指摘すると、「その場合は特例条例で定数を変更する」と答弁。結局、「定数」が定まっていなくても問題はないのです。
●抜き打ちでの「改悪」は、「長谷川排除」が目的。しかし・・・
つまるところ、条例の提案ルールや前例を逸脱し、抜き打ちで「改悪」を断行した狙いは、「議運から長谷川を排除したかった」ということなのでしょう。もっとも「完全排除」はできませんでした。本会議終了後に開かれた議運で、「議運要綱」の改正を決定。私に、「委員外議員として出席」し、「委員長の許可を得て発言する」権利を認めました。誰であれ委員長の許可なしに発言できませんから、委員であっても同じこと。「採決権」を奪っても、出席と発言の権利まで奪うことは、円滑な議事運営に支障をきたすとの認識はしていたようです。

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