今日の予算委員会健康福祉分科会での私の発言は、午後のいちばんになりました。取り上げたテーマは次の3項目です。
@重度心身障害者(児)へのタクシーチケット配布をめぐる事故
最初に、「障害福祉費」の予算に含まれるタクシー利用料金の助成について質問。重度心身障害者(児)の社会参加を促すため、障害者割引適用後の初乗り運賃助成として、1月あたり2枚のタクシーチケットを交付しています。このチケットを対象者に配布する業務をシルバー人材センターに委託しているのですが、最近、配布員のミスによる2つの事故がありました。一つは、配布先で受け取った受領証の紛失。もう一つは、配布するチケットを公園に置き忘れ、善意の方が届けて下さったというもの。あわや、個人情報流失事件になりかねるところでした。このことがあって、配布は書留郵便によって行うことに変更したそうです。一昨年来、続いている市民の個人情報流出について、いっそう注意深い業務を行うように求めました。
Aがん対策のさらなる強化と検診受診率の向上について
提案されている予算案には、「がん検診総合相談センター」の開設経費として、約3600万円が拡充されています。また、新たに前立腺がん検診を実施するため、約1800万円の新規予算も組まれています。これまで繰り返して、提案・要請してきたがん対策の強化策です。このことによってがん検診の受診率をどれほど高められるか、その目標値を質しました。市当局の答弁によると、2014年度の全がん平均「15.5%」を、2018年度には「19.8%」にしたいそうです。目標達成のために、さらなる工夫と取り組みを要請しました。
B「たばこの害」の啓発と禁煙希望者へのサポートを!
最後の議論は、これも繰り返して議論してきた「たばこの害」。大阪市のホームページに比べて堺市の記載内容は貧弱です。市職員の喫煙率は年々低下しており、議会フロアーの喫煙所がが3月限りで廃止なることなどを契機に、禁煙のためのサポートを強化するよう提案しました。
■中百舌鳥第2踏切の改良工事終了
自転車での通行をより安全にするため、改良工事を行っていた南海高野線の中百舌鳥第2踏切の工事が完成しました。今日から供用が開始されたので確認に行きました。
現場でしばらく様子を見ていたら、私の姿に気づいた方がおられ、感謝の言葉をいただいて恐縮しました。この踏切の改良を最初に提案したのは2007年のこと。少しずつ実現しているのですが、10年は長すぎますね。