▼「黒瀬市議、あいまい発言連発」(朝日放送)
●黒瀬議員は「記憶にない」作戦?
午後1時から開かれた百条委員会で、証人尋問に応じた黒瀬大議員は一度も証言拒否をしませんでした。22回も拒否した小林議員と比べて、一見、説明責任を果たそうとしているかに見えるし、恐らく「拒否するのは得策でない」と考えての対応でしょう。しかし、実際の証言では随所で「記憶にない」を連発。自己が不利になりそうな事実関係は認めませんでした。
●課題となる真実の確認
とは言え、その証言も時にはほころびを見せます。実際、業者が発行した手書き領収証の筆跡が黒瀬氏自身のものではないかとの質した際、最初は否定してその後に認めるような答弁の変遷は、今日の証言でもありました。また、監査委員に提出した資料についても、黒瀬証言によって新たな疑問が生まれました。そこで、「現物」の提供を求め、鑑定を受けるなどの措置も必要ではないかと指摘し、委員長に調査方法の検討を要請しました。
●批判受けた「撮影・録音禁止」
さて、今日の委員会で黒瀬証人への尋問の撮影・録音を禁止したことについて、メディア各社は批判的に報じています。関西テレビは「“非公開”の百条委員会で元秘書証言」のテロップを付け、毎日放送は「秘書当時、私人(黒瀬議員)との主張に維・公・自の委員らが賛成」と報道。
また、朝日放送「キャスト」のコメンテーター・大谷昭宏さんは、「百条委の設置に反対したら世論に攻撃されるから認めたものの、実際には真相究明を妨害したいのではないか」との解説をしていました。インターネット中継を止めたことにも、市民の皆さんから非難の声が高まるに違いありません。
▼「非公開の百条委員会」(関西テレビ)
■午前中の議運では、政務活動費の「運用指針」改訂で議論
なお、今日は午前中に議会運営委員会を開催。5月10日臨時会の議事運営と併せて、政活費運用指針の見直しも議論。ただし、いろいろ抵抗があって、一気の改革は困難なようです。
▼「秘書当時、私人→維・公・自が賛成」(毎日放送)