《2014.10.7》
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※10月6日以前の日記は、前ページに掲載

10月7日(火)一日、間が空きましたが、まさに台風一過の秋晴れ。絶好の運動会日和。

台風18号の接近で延期された、大泉小学校と中学校の体育大会を見学しました。昨年から実施された中高一貫教育に先立って催されていた両校合同の体育大会は、今年で5回目。1年生から7年生まで集まると、子どもたちも元気が出ているように見えました。
今日は、午前11時から議会力向上会議が開かれるため、1時間ほどで学校を後にして市役所へ。また、午後は全議員対象の研修会(参加議員40人)に参加しました。

研修会のテーマは、「議会審議のあるべき姿について」。副題を「議会の審議能力の向上」とする講師は、三重県地方自治センター・上席研究員の高沖秀宣さんです。全国一の議会改革を進めた三重県議会で事務局長を務めた高沖さんのお話は、きわめて具体的で示唆に富むものでした。
実は、午前中の議会力向上会議では、常任委員会の機能強化や議会報告会の充実について意見を交わしました。もし、この研修会の後で行っていたら、会議参加者の問題意識が均一化され、議論が深まっていたかもしれません。

●市長附属機関である審議会等への議員の参加は有用か?
講演の中で、高沖さんは「首長の提案条例について、議会では十分な審議をしない傾向がある」と指摘されました。真っ先に手を挙げた私は、「条例提案の前段階の審議をしている審議会などに議員が参加し、いわば事前審議している状況についてどう考えるか?」と質問。高沖さんの回答は明快で、「首長の附属機関に議員が参加したら、議会の権能を損なう。三重県議会では、法令上で必要なものを除き、早くから参加しないことにした」とのことです。
ところが、私の次に発言した議員は、「議員が参加することによって、議会の意向を汲み入れた提案となるのでは?」と聞きました。この質問に対する高沖さんの答えは、「必要なら、審議過程で議会への報告を求め、意見を言えばよい」。まさにその通りです。審議会委員となる議員は、いわゆる議会の役選で各会派に振り分けられます。決して、すべての議員の意向を代弁して審議会で発言するわけではありません。
●「議員の役職ポストを多くしておきたい」との意図はないでしょうか?
午前中の議会力向上会議では、来春の選挙後に議員定数が4人減ることを踏まえ、常任委員会の設置数をどうするかが話題になりました。私は、他市の事例なども参考して、現在の6委員会を5委員会にするのが合理的だと主張。しかし、自民党以外の会派は「現状維持」でした。「所属委員の数が増えたら審議が希薄になる」との意見もありましたが、審議時間を増やせば解決します。必要なら、現在は1日で終えようとする審議日を2日にしてもよいのです。
高沖さんは、「公聴会や参考人制度を活用するため、三重県議会は“通年議会”にした」とも話されました。委員会の数や審議会などへの参加を維持するのは、多数会派で分け合う報酬の付くポストを減らしたくないとの意図が働いていないかと、気になり始めました。

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