《2014.9.24》
(1452)

※9月23日以前の日記は、前ページに掲載

月24日(水)大泉緑地では木々の葉が装いを始めています。夕方から、温低による雨。

決算委員会の総括質疑。私の発言は、午後3時前となり、休憩に入るのを少し延ばして3時10分ころに終わりました。また、討論は午後5時前に始まって、5時すぎまで。2度の発言で取り上げたテーマは、次の3点に集約されます。

@西消防署、食堂での喫煙事件
今年1月、消防局への投書があって、西消防署の第2警防課長ら職員4人が勤務中に喫煙していたという事件が発覚しました。堺市では、2004年度から庁舎内を全面禁煙とし、2011年度からは職員の勤務時間中における喫煙も禁じています。
ところが、上記の職員らは、他の職員も居る署内の食堂で、勤務時間内の喫煙を繰り返していました。2つのルール違反を犯した上、同室する職員に受動喫煙を強いるという三重の罪が常態化していたのです。

消防局は第2警防課長に「口頭厳重注意処分」を科したものの、他の3職員はお咎めなし。私が疑問を投げかけても、その処置を改めようとしませんでした。今日の総括質疑で質すことを告げたら、総務局の人事課と相談してやっと態度を変更。消防局長までもが、身内をかばう常識外れの考え方をしていたことを指摘して、処分の見直しを求めました。
A榎小学校での体罰、またも校長がマニュアル違反
9月18日の新聞各紙が、榎小学校での体罰事件で加害教師が送検されたことを報じました。事件が起こったのは今年6月23日(月)。ところが校長が市教委へ体罰発生を報告したのは、5日後の28日(土)でした。度重なる体罰事件に対応するため、私は1990年に「体罰マニュアル」の作成を提案。市教委は翌年、「体罰根絶のために」という冊子を刊行し、2004年に改訂版、2008年には第2改訂版もつくりました。にもかかわらず体罰事件は続き、「発生したら、校長は即刻市教委へ報告する」という通達もホゴ同然です。重ねての徹底を求めました。

B議会費での不正支出がある決算の認定できるか?
決算委員会の最後の仕事は、審査した決算の「認定」です。今日の各会派の討論では、これまで反対してきた大阪維新の会までもが「認定賛成」を表明し、竹山市長も驚き顔でした。
最後に討論に立った私は、先般の議会運営委員会に報告された北野礼一議員の政務活動(調査)費支出に関する調査結果を委員会室のスクリーンに示しました。3年間に1050万円の交付を受けた北野議員の支出のうち、議長と議運正副委員長が「本市議会が定める運用指針上、疑義がないと考えられる」と認めたのは、わずかに83万円余りです。
「これほどの不正支出が疑われる決算を果たして認定してよいのか、戸惑いがある」と、私は発言しました。市民の皆さんも、きっと疑問に感じられると思います。しかし、この事態が市長や財政当局の責任によるものではありません。
そこで私は、「政務活動費の適正使用は議員自身の問題であるが、そのことを担保するために検査機関を設置すべだ」と提案。議運委員長でもある決算委員長に、検討を要請しました。そして、「不正使用の防止策の検討に入るという条件を自らに課して、認定に同意する」と、討論を結びました。

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