9月26日(木日差しは強かったものの25℃。午後は、ぐんぐん気温が下がっています。
午後、竹山候補の事務所を訪ねると、選対本部長の和田貞夫さん(元社会党衆院議員)がどっしり座って居られました。20年前の衆院選で、投票日2日前の「長谷川候補、当選圏入り」の報道を覆された張本人です。今回の市長選では、先日の新聞報道で、竹山陣営に緩みが生じていないか心配です。和田さん自らの体験を、ぜひとも関係者に語っていただきたいとお願いしました。
また、選対事務局長の小郷一さん(民主党前堺市議)とも、選挙情勢などについて意見交換。市議の任期を終えた後、体調を崩してまだ療養中と伺っていたのですが、市長選で竹山陣営の運動を取り仕切る任を担っておられます。帰りには事務所の玄関先まで出てきて見送って下さる気遣いは、市議当時と変わりません。
●橋下氏の戦術転換→「最後は住民投票」
さて、劣勢報道を受け、23日から橋下氏の演説内容が変わりました。まず、「都構想は住民投票で決める。堺市民に賛成してもらえない案を出すはずがない。だのに、協議に参加しないのは食わず嫌いだ」。でも、毒が入っているかもしれない食べ物を口に入れるわけにはいきません。商品内容や投資リスクの説明をせずに売りつけるのは、まるで悪徳セールスマンです。それに、橋下氏は9月2日の堺区タウンミーティングで「堺市では住民投票はない」と発言(後に訂正)しています。また、堺市を全体(分割しない)で特別区に移行する場合、法律の規定で住民投票は不要です。その場その場で発言を変える人の言葉を信用できるでしょうか。
●「住民サービスは大阪市がよい」
堺市よりも大阪市の住民サービスがよいと強調して、堺市が単独では発展できないから都構想に入れというレトリックも使い始めました。だけど本当でしょうか。子ども医療費では、大阪市は所得制限を設けており、堺市の方が手厚いのです。また、保育所の待機児童数では、堺市は大阪市の5分の1。学力テストの結果も、堺市の児童生徒が大阪市よりも上位です。
●「泉北ニュータウンの再生が遅れている」
千里ニュータウンと比較して論じるのですが、ニュータウン再生は開発した大阪府の責務です。千里は開発時期が泉北よりも早いから進行が早いのは当然。泉北についても、すでに府と堺市が協議会を作って取り組んでいるのに、そのこともご存じないのでしょうか。
●「僕の戦術設定が間違っていた」
結局、しおらしく述べるこのフレーズで、橋下ファンの同情を買おうという作戦のようです。昨日、堺東駅前での街頭演説には人だかりが増えていたとのこと。その力は、絶対に侮れません。