■四国遍路88か所の札所は、1番〜23番が徳島県(阿波ノ国)にあって、約219.9q。「発心の道場」と呼ばれています。

■高知県(土佐ノ国)には、24番〜39番の16札所がありますが、約384.6q。各札所間の距離が長い「修行の道場」です。

■前回(2005年2月11日〜22日)、1番から26番まで歩きました。(260.5q)
前回打ち止めた26番金剛頂寺(室戸市)から歩き始め、今回お参りしたのは、27番神峯寺(安田町)、28番大日寺(香南市・旧野市町)、29番国分寺(南国市)、30番善楽寺(高知市)、31番竹林寺(高知市)、32番禅師峰寺(南国市)、33番雪蹊寺(高知市)、34番種間寺(高知市・旧春野町)、35番清滝寺(土佐市)、36番青龍寺(土佐市)、番外観音寺(須崎市)、37番岩本寺(四万十町・旧窪川町)です。総歩行距離=199.7q 歩数計合計=30万0917歩

■高知県にはまだ2か寺が残っていて、37番から38番金剛福寺(土佐清水市=足摺岬)まで約80q、次の39番延光寺(宿毛市)まではさらに53qの道のりです。私の足では、6日〜7日を要すかと思います。実行できるのはいつになるでしょうか。

■自動車だと、わずか30分程度で行き着く道を1日かけて歩き、その地に宿をとる。考えればずいぶん贅沢な旅です。「江戸時代の遍路は、一部の裕福な階層の遍路を除いて、路銀を持たない貧しい人々であった」と、香川へんろ研究会のサイトに書かれています。「遍路道の沿線にある家々の門前に立ち、遍路の修行と称して門付けし、その家の祖霊を拝み読経した。そしてその家から接待という何がしかの喜捨をうけた。これを旅の費用とした」とのこと。途中で命を落とす遍路も多かったようです。

■キャッシュカード、コンビニ、それに鉄道やバス、タクシー、携帯電話に助けられての現代遍路ではありますが、いつかきっと歩き通したいと念願しています。

出発点・金剛頂寺
(室戸市)

■第3回区切り遍路日記につづく■

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※11月17日以前の日記は、前ページに掲載
《2012.11.9〜17まとめ》

四国遍路・区切り打ち日記(第2回)

ゴール・岩本寺
(四万十町・窪川)

※地図は「四国八十八ヶ所霊場会」作成のものを借用