《2012.8.26〜28》
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※8月25日以前の日記は、前ページに掲載

月26日(日)台風15号の接近で、沖縄市議会から参加した4議員の帰路便は欠航です。

午後は、「子どもの貧困の背景にあるもの」をテーマとする分科会です。西南学院大学人間科学部児童教育学科教授の吉岡直子さんがメインスピーカーとして講演。続いて、子どもNPOセンター福岡事務局長の宮本智子さんが「ふくおか子ども白書」の編集を通じて得た情報に基づいて、また、福岡市教育委員会スクールソーシャルワーカーの蒲池恵さんが「スクールソーシャルワーカーの現場から」、グリーンコープ生協ふくおか生活再生担当の福田正三さんが「債務整理から生活再生まで」と題して、それぞれの活動状況などを報告しました。会場からも積極的な発言があって、政策研究会の閉会は4時すぎ。ずいぶん中味の濃い二日間の催しから、議会での議論テーマのヒントをたくさん得ました。

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政策研究会の2日目。午前中は2つの分科会が用意されており、私は「地方自治体改革と議会」を選びました。福岡県筑紫野市の前市長・平原四郎さんがメインスピーカーと助言者を務め、平原さんに続いて福岡県内の自治体議員が興味深い報告をしました。
まず、元芦屋町議の岡夏子さんが政治倫理条例の制定過程や制定後の同町での出来事について、また、太宰府市議の門田直樹さんが「携帯基地局条例」づくりと市長の再議について、最後に田川市議の佐々木充さんが議会基本条例の制定経過や議会改革の取り組みについて話しました。いずれも意欲と工夫に満ちたものです。若い議員の皆さんの活躍ぶりも、大いに参考になりました。

午前中に開かれた議会運営委員会を傍聴しました。9月3日〜5日に行う大綱質疑の議事運営を協議。質疑者は17人で、私は4日(火)の6番目ですから、早くても4時ころの登壇でしょうか。今回から1問1答も可能になりましたから、38分の時間をどのように使うか工夫が必要です。ところで、公明・維新・ソレイユ・自民の4会派が提案する「がん対策推進条例」の内容をめぐる折衝で、原案は少し納得できるものになりました。しかし、堺市の条例としては大切な「堺市のがんの現状」を前文に補訂するという要請は合意に至りませんでした。このため、共同提案者に名前を連ねることはせず、5日(水)の提案時に議案質疑する旨を通告しました。

月28日(火)日中の暑さは依然として衰える気配がありません。今日も34℃です。

午前中に議会力向上会議の作業部会。「議会基本条例」の条文内容などめぐって議論が深まってきました。先日の研修会での話も踏まえて、どの委員もが市民参加の必要性を語る雰囲気もできています。今日は、検討状況をインターネットで公表することや、一定段階で市民の皆さんの意見を聞くことなどもほぼ合意。傍聴していた議長からは、市民に直接語りかける「議会報告会」を試験的に開催してみてはどうかとの提案もありました。この件については、正副座長(議運正副委員長)が実施案を検討し、8月議会の開会中に協議。可能ならば、今議会の報告会が開催されることになりそうです。
午後は、8月議会の初日本会議。23年度一般会計など決算認定議案12件、「債権の管理に関する条例」など条例制定や改正議案7件、また、補正予算(「総合がん検診」経費の1000万円増額など)1件、その他11件の議案と報告8件の提案理由説明が行われました。

月27日(月)8月末だというのに34℃。それでも、朝方の寝苦しさを感じなくなりました。