新春市政報告会には、初参加の方が3人。また、北区だけでなく、南区、堺区、美原区、さらに生駒市から来てくださった方もありました。きっと、サックス演奏を楽しみに出席された方もあったでしょうが、私の確認ミスで、演奏予定のMさんが楽器を持たずにやって来られたため、次回までのお預けとなりました。もっとも、その分、大阪都構想などを巡る議論は活発でした。大半の方々が一昨日の竹山市長の対応を支持。ただし、「政令市になって何が変わったか見えない。財源・権限の活用に問題はないか」などと、厳しい指摘もありました。
午前中、出雲市の「がん情報サロン・ちょっと寄って見ません家」を訪ねました。がん患者の“心のよりどころ”となっている「サロン」が、島根県には25あります。その草分けがここで、同県や出雲市のがん施策に大きな影響を与えています。
2月6日(月)堺も岡山も雨。伯備線の新見からは雪景色でしたが、出雲も雨でした。
2月7日(火)朝のうち降っていた雨が上がった出雲市は、風が強く、気温も下がりました。
岡山市が昨年4月に施行した「がん対策推進条例」を調査するため、健康福祉委員会の有志メンバーで同市を訪問。まず、条例内容とがん施策について担当課から説明を受けた後、条例案の策定に当たった昨年度の保健福祉委員会の委員長だった下市このみ議員らと面談し、制定経過などを聞きました。さらに、同市の保育所認可に関する株式会社の参入について、関係課から情報収集。また、岡山市での視察を終えてからJR伯備線で出雲市へ。
伺った話によると、どのサロンもまったく財政的支援を受けずに運営し、活動を広げています。女性たちのパワフルな活動に舌を巻きました。
午後からは、出雲市役所で「出雲市がん撲滅対策推進条例」について調査。終了後、市役所ロビーで待ってくださっていた佐藤さんに再びお目にかかり、午前中に聞き足りなかった様々な情報を提供していただきました。その上、市内を案内しながら空港まで送ってくださるなどのお心遣いに、一同、大恐縮です。
▼「ちょっと寄って見ません家」は、出雲ドームの近くにあります。
上の写真の左端が、「ちょっと寄って見ません家」を設立した佐藤愛子さん。その右は、島根大学医学部病院内で「ほっとサロン」を開いている今岡登志子さん。3人目は、雲南市の保健所内で「雲南サロン陽だまり」を運営する小林貴美子さんです。私たちの訪問に対応するため、わざわざ集まって待ち構えてくださっていました。ちなみに私の右は、池側昌男議員(自民)、小堀清次議員(ソレイユ)、北野礼一議員(維新)で、北野議員は健康福祉委員会には所属していませんが今回の視察に関心を抱いて加わってくれました。
●ボランティアと自主精神に満ちた…パワフルな女性たち
佐藤さんは、放送カメラマンだった夫の均さんが自らの大腸がんとの闘いながら、がん施策の推進を求めて運動してこられた遺志を継いで、サロンを立ち上げました。また、今岡さんと小林さんは、佐藤さんらといっしょに活動しながら、それぞれの持ち場にサロン設立の必要性を感じて実現されたとのこと。お二人は共に、ご自身もがん治療の体験者だそうです。
2月5日(日)朝は0℃と冷えたものの、午後は9℃と暖かくなり、夕方からは小雨です。