城郭見学の途中、キムチ作りのシーズンを迎えて賑わう市場、朝鮮ニンジンの普及を図る農業団体によるPR活動、園内に設けられた器具で体力づくりに励む地元の人たち、小学生の校外学習風景などを興味深く観察しました。城郭内の市街地で路上に溢れる違法駐車は、かつての日本にもあちこちに見られた光景です。最後に、日本の植民地時代に破壊され、市民運動で復元された「華城行宮」(ファンソンヘングン)を見学し、ホテルへ。夕食は、デパ地下食堂です。

▲韓国男性は体力づくりが好き?   ▲「孝園の鐘」に興味津々の子どもら  ▲「レッカー移動」の標識も出ています

▲店先に並ぶ野菜類は新鮮そう    ▲FTAをめぐる運動かも知れません   ▲各所で、熱心な校外学習風景

《2011.11.12》
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※11月11日以前の日記は、前ページに掲載

朝10時、ガイドをお願いしていた鄭民淑(チョン・ミンスク)さんがホテルに来てくれました。民淑さんは京都精華大学に留学中、私の息子らと活動を共にした人で、面倒見のいいことから「おかん」と呼ばれたそうです。
今日は、その「おかん」の案内で、「水原華城」(スウォンファソン)の見学に出かけました。およそ5時間かけて全長5.7qの城郭を一周。下写真・右上部の八達山(パルダルサン=143m)山頂もコースの一部です。

水原華城は、18世紀末に李氏朝鮮第22代国王(正祖)が、「老論派」(党派のひとつ)の陰謀により非命に倒れた父(思悼世子)の墓を水原に移し、その周囲に城壁や塔、楼閣や城門を築いて防護を固めた城。戦乱等で一部消滅し、城郭の内外は市街地化しています。1997年、ユネスコ世界文化遺産に登録。現在も、修復工事が進行中です。

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11月12日(土)韓国旅行2日目。滞在した水原は快晴で、暖かい日となりました。